結婚式・披露宴の準備/結婚式の基礎知識

結婚準備の“やりすぎ”に恋心が冷める瞬間~その1(2ページ目)

結婚式準備の過程で、彼、彼女の「違う面を見てしまった!」と告白するカップルが多いことをご存じですか?ウェディングプランナーが実際に出会ったカップルのありがち事例をお届けします。

森川 さゆり

執筆者:森川 さゆり

結婚ガイド

  • Comment Page Icon

手作りにこだわりすぎた花嫁

結婚式の演出で定着してきたキーワードの1つが「手作り」。ゼクシィトレンド調査2013(首都圏)によると、「挙式・披露宴の演出を決定する際に心がけたこと」の1位は「アットホームなムードになること」70.7%、2位「自分たちらしさを表現できること」58.0%と、自分たちならではのおもてなしを重視する傾向はここ何年もずっと変わっていません。

実際に披露宴で行った演出も「生い立ち演出などを映像でおこなう」76.0%、「プロフィールパンフレットを作る」62.5%と、オリジナリティにこだわった演出を行っているカップルは多いようです。

ところが、頑張りすぎて楽しいはずの結婚準備が、喧嘩だらけのつらい日々になってしまいがちなのがココ。「招待客一人ひとりにメッセージを書く」57.0%、「招待状・席札をオリジナルデザインで作る」47.4%と、手作り演出は多くのカップルが実施している人気演出ですが…。

招待状

結婚式のテーマに合わせた手作り招待状が人気

「女性は熱心に情報を集め、これがつくりたい、こんな演出をしたいなどの希望がたくさんあります。たいてい男性は彼女の好きなようにやらせてあげたいと協力的ですが、本音は“どっちでもいいから好きにして”だったりするケースも。手作りにしよう!と決めることは簡単ですが、実際に作り始めると時間と手間がかかり、精神的な負担になるケースもあります」とIさん。

実際、仕事が終わってから結婚準備の持ち帰り作業をすることが増えるため、お互いに「忙しい」を口実にやることが後回しになることが多いようで、結婚式までまるで深夜残業続きのような毎日を送る人も多いのだそうです。

「せっぱつまってくると喧嘩が始まります。『彼が全然手伝ってくれないんです』『やるって言い出したのは自分なんだからしっかりやれよ』『あなただってそれでいいって言ったじゃない』のような…。よくある話ですが、今までラブラブで喧嘩もしたことがなかったようなお2人の場合、こういったぶつかり合いはショックが大きいようで、マリッジブルーにつながることも少なくありません」。

さらに、「招待客へのメッセージカードを書くために前日徹夜した…という花嫁がいました。エステにも通われて最高のコンディションで晴れの日を迎えるはずだったのに、目の下にはクマができてしまい、メイクで隠してもらいましたがちょっとお気の毒でした」という悲しい話も。

憧れだけではなく、現在の仕事などの状況も踏まえ、手作りにこだわる部分とプロに依頼する部分を見極めるのも大切なことです。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます