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英検準1級合格作戦(2)例文暗唱のススメ(2ページ目)

英検準1級の語彙対策として効果的な「例文暗唱」。それを実践するためのおすすめ教材と具体的な練習手順について詳述します。

澤田 健治

執筆者:澤田 健治

TOEIC・英検ガイド

第2段階「英文を覚えて言えるようにする」

音声トレーニングによって正しい発音が身に付いたら、実際にスラスラ言えることを目指します。第2段階は以下の手順で行います。
~第2段階~
【英文を覚えて言えるようにする】


1. 和訳を黙読→英文をread&look up
(意味を再確認するために和訳はさっと黙読し、英文は一度音読したら、見上げてそらで言います。このトレーニングを「read&look up」と呼びます。正しく言えていたかテキストで確認し、次の例文に進みます。1回で言えなければ、言えるようになるまでread&look upを繰り返します)

2. 和訳を見たら、英文を言えるかチェック
(英文は紙などで隠し、和訳を読んだ瞬間にその英文が言えるか確認します。言えなかったら、再度read&look upをして、英文を口に馴染ませます)

3. 音声を使って、リプロダクション(英文を再現)
(CDの音声を再生し、1センテンスを聞いたら一時停止し、そっくりそのままリピートします。聞いた英文を覚えて言うことで、記憶が強化されます)

4. もう一度、2の作業を行い、英文を言えるかチェック
(もう一度、12個の例文の和訳を見て、その英文が言えるかチェックします。スラスラ言えれば、例文暗唱は終了です)
 
英文を紙で隠して、言えるかチェック

英文を紙で隠して、言えるかチェック

現在の英語力や記憶力に個人差があるため、第2段階にかかる所要時間は人によって異なりますが、10~20分程度で終わるでしょう。
(第1段階と合わせて、20~30分)

私の主宰する英語スクールでは、毎回この作業を教室内でやってもらい、覚えた生徒さんから私のところに来てもらって言えるかどうかチェックするという方式を取っています。

一人で学習している一般の学習者の方は、自分で時間を取って、12個の例文をスラスラ言えるところまでを1つのルーティンとして、毎回必ず完結するようにしてみてください。


最初の12個を覚えた後は?

12個の例文を一度覚えたら、次の12個に進み、前に覚えた12個は一度忘れてしまっても構いません

Unitごと(1Unitに168例文)に総復習してもよいですし、とりあえず1冊分(1560個)終わらせてから、最初の例文に戻るというのもありです。

また、熟語が苦手な方は、Unit9と10の熟語を含む例文228個を先に覚えることから始まるというのもよいでしょう。

とにかく例文暗唱をコツコツ続けていくことが大切です。

次ページ:単語暗記と例文暗記の次にすることとは?
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