LTEプランには無料通話分が含まれない
携帯電話や3G対応のスマホを利用していた人がLTE対応のスマホに変えると、当初考えていたよりも月の支払い料金が高く、戸惑うことがあります。これは、3G用の料金プランからLTE用の料金プランに変更したことにより、今まで基本料に含まれていた無料通話分がないことが原因です。LTEスマホの通話料金は、NTTドコモ、au、ソフトバンクとも、30秒あたりの通話料が21円かかります(一般的な契約の場合)。30秒21円と言われてもピンときませんが、1日あたり5分の通話をした場合、月額通話料は約6300円にもなってしまいます。そこで、通話料を安くするための方法を3種類ご紹介します。
無料通話アプリを利用する
まず、もっとも手軽に利用できるのは、無料通話アプリを使う方法です。無料通話アプリとは、「LINE」や「Skype」、「FaceTime」などに代表される、インターネット回線を利用して通話するアプリです。LTEスマホを使っているユーザーは、ほぼ「パケット定額プラン」に入っているため、いくらインターネットを利用しても料金に変化はありません。無料で提供されているアプリを利用すれば、完全に無料で通話し放題となります。顔を見ながら話すことができる「ビデオ通話」も無料です。
トークで人気の「LINE」は、無料通話やビデオ通話も楽しめる
ただし、無料通話アプリを利用するためには、お互いにスマホでなければなりません。さらに、通話をする相手もそのアプリを利用している必要があります。そして電話番号ではなく、相手のユーザー名などを教えてもらって通話することになります。FaceTimeは電話番号で利用できますが、お互いにiPhoneユーザーでなければなりません。
さらに、固定電話への通話ができないという問題もあります。Skypeは固定電話への通話も可能ですが、無料ではなく、プリペイドか月額プランの契約が必要になります。
また、音声品質があまり良くない点も考慮しなければなりません。インターネット回線を利用するため、時には回線が不安定になり、通話が切断されることもあります。
次は、固定電話にもかけられる「IP電話」を紹介します。