遊び方の傾向 パパ、ママ比較
遊びながら学んで欲しい、成長して欲しい、と願うママが子どもと一緒に遊ぶときは、- 教育系(言葉遊び、数字、文字などの知育ゲーム)
- 創作系(折る、切る、貼る、組み立てるなどの図画工作)
- 社会性の育成 (公園へ行く、お友達と遊ぶ機会を作る、おままごとなどで遊ぶ)
逆に、パパは上で挙げたグッズなどを用いる傾向は見られませんでした。むしろ、「道具を使わずに体ひとつで遊ぶ」というのがパパならではの遊び方。これも裏を返せば、子どもに直接触れられるスキンシップを通し、せっせと絆を強化している表れと言えます。抱っこ、肩車、高い高い、などなど、パパだからこそ安心してできる遊び方の裏には、そんな絆の育みがあったのですね。
遊び方にもそれぞれの役割があっていい
このデータを見て感じたのは、一般的に、ママは子どもと過ごす時間がパパより長いので、「その時間をより効果的に活用したい」「より実りある時間にしたい」という働きかけが出てくるのではないかということ。逆に、一緒に過ごす時間が限られているパパは、「教育」「知育」ではなく、なによりも絆! 家庭の中でのそれぞれの役割が、遊び方にも反映されているのかもしれません。子どもとの遊びで何を共有したいか、これには男女の差があるというのが現実。ただ、この研究者達が強調しているのは、
という点です。子どもの遊びに親がいい意味で巻き込まれる、これこそが子どもとの遊びで一番大事なことなのですね。ママにはママなりの遊び方が、パパにはパパなりの遊び方があっていい。違うからこそバラエティーに富んだ遊び方が生まれ、その違いこそが子どもが「絶妙なバランス」と感じるものなのかもしれません。どのように遊ぶかは違っても、「子どもと遊ぶ」ということ自体がとても大切なこと