海外旅行の安近短が叫ばれて早や10年 近ごろは主流に
飛行時間が短いうえ便に選択肢がある近場で割安なディスティネーションが大人気
安近短の代表的なディスティネーションは、かつてはグアム、サイパン、香港・マカオとされてきました。しかし近年、ビジネス需要の高まりから増発増便が相次いだ中国・上海をはじめ、ソウル、台北などが魅力の価格とサービス内容で、パッケージツアーの売上を大きく伸ばすに至っています。
週末アジア、週末グアムは安近短旅行の定番に
日数や方面で料率が異なる旅行保険 安近短のメリットがここにも
こうした状況を受け大手の旅行会社では、予約が集中するGWやお盆の時期に、チャーター便を利用したお得なパッケージツアーを用意するようになりました。また、休暇の分散化が進んだことから、月曜や金曜(平日)と土日を組み合わせた2泊3日のプランで、お得で気軽に海外旅行する人も増えています。安近短で人気のディスティネーション(ソウル・上海・台北・香港・グアム)の地域特性と、週末旅行のコツを次にご紹介します。
ソウルへ2泊3日
ソウルには、東アジアのハブ空港として近年、利用者が増大する仁川(インチョン)国際空港と、旧くからある金浦(キンポ)国際空港の2空港があり、日本からの国際線のほとんどが仁川を利用するしくみです。しかし都市部に近い金浦は使い勝手がよいことから、ビジネス客を中心に利用者が多く、料金も高め。羽田・金浦線は、時間をお金で買いたい人におすすめです。ビジネス客が多く利用する午前便は予約がとりづらいので、夕刻便やチャーター利用のパッケージ商品を選ぶようにするとよいでしょう。これに対して価格を抑えることができるのが、仁川利用の商品です。安いパッケージツアーの多くは成田・仁川。ちなみに成田からの飛行時間は約2時間半。出発時間によっても料金が異なり、午前に日本を発つ便は現地での滞在時間が長くなりますので、その分、料金も高めに設定されています。例えば、往路は成田午後発、復路は仁川午前発という滞在時間の短いパッケージ商品は、値段も安く予約もとりやすいのが特徴です。いずれにしてもソウル便は人気の路線なので、早めの予約がよいでしょう。
週末ソウルの必勝法
韓国伝統料理は美容にもよく女性に人気
緯度の高いソウルは冬場が予想以上に寒く、春秋でも少し厚めに装備したほうが無難。日本円は、現地で両替しやすいように、紙幣は万札だけでなく、五千円札や千円札を用意しておくと便利です。なおソウル線は、飛行時間は短いのですが、機内でのミールサービスがあります。食事の時間帯を上手に調節してください。パッケージツアーのなかには早期割引のサービスも。
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