さて、今年もやってきましたベスト・バイ・メンズコスメ。2013年も男性コスメに大きな動きがありました。毎年、感じるのですが、年々アイテムが充実してきていまして、さすが成長分野だなと改めて思います。

さて、前置きはここまでにして、早速、その変化を見ていきましょう。

SK-II MENの登場

SK-II MEN

SK-II MEN フェイシャル トリートメント エッセンス 75ml 6400円、150ml 1万2400円

ようやく「SK-II MEN」という真打ち登場ということで、今年の後半を賑わせたのがこちら。日本で生産されていながら、アジア各国での販売が先立ち、なかなか買えませんでした。そして、国内でも限定的ですが、手に入れられるようになったというわけ。詳細や発売先はこちらの「SK-II MENの本気度」をご覧ください。

ここで注目したいのはピテラという成分で、女性に圧倒的な人気を誇るブランドから、男性用のシリーズが出たということです。厳密に言うと、SK-IIにはその昔、男性ラインはあったそうなのですが、ここまで本格的に売り出したのは今回が初めて。そこまで、男性のコスメに対する意識が高まったということですし、また、プレステージブランドのメーカーとしても男性消費者を積極的に取り込みたいと思っている表れといってよいでしょう。

アラミスの幅広い展開

アラミス

アラミス ラボ シリーズ マックス LS チャージ ウオーター 200ml 7350円

アラミスのラボ シリーズ
は個人的に最も充実した男性コスメのブランドだと思っています。今年に1月には最高級ラインのマックスLSから待望のローション「マックス LS チャージ ウオーター」が発売されました。

こちらは7350円もする高価なアイテムですが、既存のセラムやクリームの使用者から熱烈に歓迎されています。このような高機能ローションを必要とするほど、スキンケア意識の高い男性が増えたという証でしょう。

 

アラミス

ラボ シリーズ プロ LS フェース トリートメント 50ml 3990円

続いて発表されたのが「PRO LS フェイス トリートメント」です。これは一転して、20~30代の若年層に向けての製品。じつはこれ、アラミスの中では画期的な展開です。元々、ミドルエイジに強いブランドとして有名でしたが、若い人たちへのアイテムを出すことで、新しい顧客層の獲得に乗り出しています。

これはテカリを抑えるオールインワンのアイテムで、手軽さだけでなく、3990円と低価格なのも特徴。さらに販売ルートも百貨店の他、クオミストなどのバラエティショップでも流通させることで若い人の目にも触れやすくしているのはすごいことです。

 

アラミス

ラボ シリーズ エイジ R+ 50ml 7035円

そして、メンズコスメで不動の地位の築いている「エイジ レスキュー」がリニューアルをして「エイジR+」へと進化。「アイ レスキュー」も同タイミングで「アイ R+」としてリニューアルを果たし、盤石の体制を敷きました。

このほかにも顔色の補正にフォーカスした「インスタント スキン ブースター」など意欲的なアイテムを市場にどんどん投入する姿勢は瞠目すべきものです。既存の売れ筋の商品を深く掘り下げ、一方で裾野を広げる努力をするアラミスは、垂直・水平の両方向で拡大しているといってもよいでしょう。

スカルプDの挑戦

スカルプD

スカルプD <左>フェイスウォッシュ 100g 1780円 <右>フェイスローション 150ml 1960円

「メッシ、気持ちいい~」とあのサッカー選手のメッシが言うCMが印象的だった、スカルプDのスキンケアライン。言わずと知れた大ヒットシャンプーブランド発のコスメです。このように世界的なスターを起用するのは、その自信の表れといってもよいと思います。

そんなブランドが作ったフェイスケアアイテムは、王道の洗顔料と男性でも使いやすいローションの2つ。しかし、特徴的なのは、どちらとも「乾燥肌用」「脂性肌用」の2種類を揃えていることです。これは、シャンプーと同じ構成で、肌質によるケアの違いを男性に認識させたいという同社の姿勢です。

スカルプDは、シャンプーのイメージが強いのですが、実は女性用のまつげ美容液などでもヒットを飛ばしており、スキンケアの領域にも踏み込んできています。今後も目が離せない存在と言えます。

次のページでは、男性コスメの新たな潮流について分析をしてみます。