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離婚の形と、再婚に向けて立ち直る方法(2ページ目)

離婚には4つの形があります。それぞれ特徴がありますが、一番大切なのは離婚から立ち直り、再婚に向けて動き出すこと。そのための方法を考えてみましょう。

佐竹 悦子

執筆者:佐竹 悦子

再婚ガイド

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再婚のしやすさに違いはない

上の4つの形の中で、どれが一番再婚しやすいのか?とよく聞かれますが、立ち直りの早さで考えると協議離婚か調停離婚です。やはり泥沼化しないという点で、次への頭の切り替えも早いようです。

とはいえ、離婚調停が長引き、泥沼化したとしても、いざ離婚が決まった瞬間に気持ちを切り替えられる人もいるのは事実です。どんなに大変な思いをしても、立ち直れる人はしっかりと立ち直れるもの。そう考えると、いずれの形でも再婚のしやすさに大きな違いはなく、あくまでその人の性格や考え方によるといえます。

ちなみに、離婚をした後でどのくらいたてば再婚ができるかご存知でしょうか。男性の場合にはすぐにでも結婚はできます。一方女性は、離婚後6ヶ月たたないと再婚はできません。民法733条で決められていることで、女性が離婚後にすぐ再婚できてしまうと、再婚後に妊娠した場合に父親が元夫か現夫かが分からなくなってしまうのを防ぐための決まりなのです。

また、離婚時に妊娠していた場合は、それが再婚予定の相手との子どもだったとしても、戸籍上は元夫の子どもとなります。戸籍は後々相続などにも関係してきますので、再婚前後の妊娠については慎重に考えなくてはなりません。

離婚から立ち直る方法

私は結婚カウンセラーとして実に多くの離婚した男女を見てきました。そうすると立ち直るまでに10年かかった、20年かかったという方もいますし、そうかと思えば半年、1年ですっかり元気になったという人もいます。平均すると3年くらいが立ち直りの時間かと考えてります。

ただ、心の傷が癒えるというよりは、自分の年齢を考えて再婚を決意する人が多くなってきたように感じます。「このままだと一生独り身……」という不安があるかと思えば、「今ならまだ子供ができるかも……」という期待があったりもします。

それに、子供がいるバツイチの方は、子供の年齢を考えて再婚に踏み切ることもとても多いのです。やはり子供が小さいうちの方が新しい家族になつき、本当の親として一緒に生活できるからです。

離婚の傷から立ち直るためには、自分のことばかりではなく、すでにいる子供のこと、あるいは子供を生むにはタイムリミットがあるという事実を踏まえる必要があります。でも、そうやってしっかり立ち直ることができれば、再婚に向けて前向きに考えていくことができるのではないでしょうか。

幸せな未来をイメージすることも、とても大事なこと

幸せな未来をイメージすることも、とても大事なこと

また、カウンセリングを受けるのも、立ち直るためには有効な手段だと思います。考え方を前向きにするするために専門家に相談するのです。あるいは、幸せな家族友人、兄弟などのところに行って、幸せな人を見てそうなりたいと思うことも大事なことです。まずは離婚から立ち直り、とても幸せな人生を歩んでいる自分をイメージしてほしいと思います。


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