冬の風景の微妙な明るさを調整して撮影
露出補正を設定していないニュートラルな露出設定で撮影。
露出補正をマイナス0.7に設定して撮影。全体に暗くなった分、夕日のオレンジ色が濃く写った。
空気が澄んだ冬の風景は画像に写す明るさを調整して撮影するのがポイントです。
冬の夕焼けの風景を例としてあげると、夕日のオレンジ色と空のブルーが混ざり合うグラデーションの写り具合の部分がキーになります。この微妙な明るさの加減をイメージに近づけて撮るのがコツ。
この明るさを調整するのが露出補正機能。カメラの機種によっては、「あかるさ」などと表記されているものもあります。露出補正は明るさを微調整する機能。設定方法はそれぞれの取り扱い説明書に従って設定してください。
夕焼けの赤味を増したいのであれば、露出補正機能をマイナスにいくつか数値を設定します。プラス補正すると明るくなりますが、夕景をあまり明るすぎに設定すると露出オーバー気味になりグラデーション部分が白くなって写ってしまうこともあります。
どの程度の設定にするかは、最初に露出補正をニュートラルな状態で撮影した画像を基に自分のイメージで判断して決めます。
また、冬場は寒さ対策も大事です。気温が低い場所でカメラを駆動させると常温の場所で使うよりバッテリーの消耗が速くなります。バッテリー切れで撮影を泣く泣くあきらめるということがないように寒いところでの撮影する場合は、予備バッテリーの備えも忘れないようにしたいところ。
そして、撮影者自身の体が冷え込まないように寒さ対策をしっかりしておきましょう。
冬の撮影は、外に出掛けるまでが少しつらいときもありますが、きれいな写真が撮れたときにはそんな寒さのことは吹き飛ぶはず。寒さに負けずにカメラを持って出かけてみませんか?