写真撮影/風景・夜景を撮る

冬の澄んだ空は風景撮影のチャンス

冬は風景撮影をするには絶好の季節です。空気が澄みきりいつも見えなかった山や地平線までも見渡せるチャンスも。こんなときはカメラを持って出かけましょう! ここでは、冬の風景撮影の撮り方について紹介します。

瀬川 陣市

執筆者:瀬川 陣市

写真撮影ガイド

冬場は空気が澄み風景がきれいに見える季節。風景撮影をするには絶好の季節です。寒くなるとなかなか野外での撮影もおっくうになりがちですが、ここは元気を出してカメラを持って外に出掛けてみませんか? 冬ならではの絶景のシャッターチャンスに巡り合えるかも。


冬は風景がきれいに見える季節

冬の風景撮影

冬の朝焼けに映えるスカイツリー。冬の空気が澄んだときは風景写真の撮るチャンス。


寒くなると空気が澄んでくるとはよく耳にしますが、それは本当のこと。その理由を簡単にいえば、空気中の不純物が少なくなり、見通しが良くなるから。

夏場は水蒸気が多くなり、その結果モヤを被ったようになり大気がかすんだ状態になる日が多いです。反対に気温が低くなると空気中の水蒸気も少なくなり、空気中の分子の動きも少なくなり、結果として空気が澄んだ状態になります。これが冬に風景がきれいに見える原因のひとつです。

風景がきれいに見えるということは、風景撮影の絶好のチャンスです

首都圏の場所によっては、冬のいい天候の日には、日頃は見えにくい遠くの山まで見渡せることがあるかもしれません。また富士山が見えるチャンスも増えることでしょう。

冬の風景撮影

ビル内から写すときは背景の写り込みにも気をつけたい。こちらは室内の蛍光灯が写り込んでいる例。


広い場所を見渡すのであれば高層ビルにある展望デッキなどが撮影場所としてお勧めです。都内であれば文京区のシビックセンター展望ホールなど無料で開放している公的施設がいくつかあります。高層ビル内からであれば寒い季節での撮影も気軽に行けそうです。

ビルなどのガラス越しで風景を撮影をするときに気をつけたいのは、ガラスの反射や背景の写り込み。できるだけ写り込みをなくすには、レンズをガラスに近付けて撮るという方法があります。また、レンズを向ける角度を変えることで写り込みを軽減することも可能。

そして、ガラス越しではフラッシュ撮影は基本的に行いません。ガラス越しにフラッシュを光らせればガラスにフラッシュ光が反射してしまうからです。

次のページでは効果的な冬の風景撮影のヒントを!
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