スマホ風のフリック&ドラッグ操作が快適
パナソニックのR300シリーズは、先に登場したR500シリーズのベーシック版。カーナビの基本機能はR500と変わらないが、ディスプレイやオーディオ機能等でコストダウンを図り、リーズナブルな価格としたモデルだ。Rシリーズの特徴のひとつは、スマホやタブレット風の操作感だが、R300シリーズも、フリック&ドラッグによる地図スクロール、ピンチイン/アウトやダブルタップ/2点タッチによる地図スケールの縮小/拡大といった、スマホ&タブレットでおなじみの操作方法を採用した。スマホをお使いの方がカーナビの操作に移っても違和感無く操れる点がいい。R500と比べると、フリックによる音量調整など、一部できない機能もあるが、使いやすさではR300シリーズのほうが高いように感じる。
スマホアプリ連携を大幅に強化
スマホアプリ連携も、Rシリーズの魅力のひとつだ。手持ちのスマートフォンに「Drive P@ss」というアプリをダウンロードしておくと、音楽&動画プレーヤー、ニュースリーダー、Facebookなどのスマホアプリを、カーナビの画面上で操作&閲覧できるようになる。接続には別売のケーブルやHDMIアダプターが必要で、ややケーブル類が煩雑になる感は否めないが、カーナビの画面を利用してさまざまな楽しみが広がる点がいい。「ここいこ♪」という検索系のアプリも便利だ。スマホで探した目的地をBluetooth経由でカーナビに転送し、自動的にルート探索まで行ってくれるというものだが、これまでクルマに乗り込んでから行っていた検索操作を、社外でできるという点が便利。旅の前日や旅の途中の食事中などにスマホで目的地を探しておけば、クルマに乗り込んでからわざわざカーナビを操作しなくてもすぐに目的地に向かってドライブできるのだ。この「ここいこ♪」も「Drive P@ss」もiOS用とAndroid用の両方あり。どちらのスマホにも対応しているのもうれしい点だ。