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横丁、坂、石畳を楽しみながら歩く神楽坂散歩(3ページ目)

散歩エリアとしては根強い人気の神楽坂。初めて行っても楽しいのだが、行けば行くほどその奥深さを知ることになる。今回はプロデューサーのYくんと一緒に歩いたのだが、また違う角度から神楽坂を見ることができた。

石畳を歩くのは神楽坂散歩の醍醐味

寺内公園というのが、大型マンションの隣にある。ちょっとした空き地なのだが、ここの案内板を見ると、神楽坂という街の成り立ちがよくわかる。このあたりには、鎌倉時代の終わり頃から行元寺(ぎょうがんじ)というお寺があった。けっこう広い敷地を持つお寺だったようだ。江戸時代になると行元寺の土地を武家などに貸出したのだが、そこに細い路地ができて、そこから花柳界が誕生したのだそうだ。
行元寺は明治40年に西五反田に移転。その後、この地が「寺内(じない)」と呼ばれるようになった

「寺内(じない)公園」、かつてこのあたりに行元寺があった

行元寺は、明治40年に西五反田に移転、その跡地を寺内と呼んだ。そして、大正時代、関東大震災以降、被害の少なかった神楽坂へ日本橋や銀座から商人が流入し、繁盛するようになったんだとか。

大久保通りの神楽坂上の交差点を背にして、神楽坂通りの左側の地域が、かつての花街で石畳がある。
細い路地が迷路のように続いている

神楽坂散歩の楽しさのひとつが石畳を歩くこと

神楽坂エリアをうまく歩くのは、まず背骨ともいえる神楽坂通りを把握すること。その左右のエリアに横丁があるので、そちらを散策してみよう。道に迷ったら、神楽坂通りに戻ることだ。僕たちもいったん神楽坂通りの端まで行き、戻りながら左右の横丁に入っていった。

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