周囲に馴染む海辺の家
1. 南西側の外観。外壁は潮風に強い窯業系のサイディング。 2. 全ての窓をフルオープンにした状態。 3. 南側の外観。ピロティの東側に張り出しているのは倉庫。西側が玄関。 4. ピロティの遊び場。タタキの波模様はみぞぶちさんと担当のMさんが生乾きのモルタルに釘を使って描いた。 |
佐島港から緩やかな坂路を入ってゆくと、焦げ茶色の四角い家が現れます。最上階には横に伸びる開口があり、2階の正方形の窓は高さが不揃い。これらがウィークエンドハウスらしい楽しげな雰囲気を生み出しています。
1階にはセキュリティのために玄関と倉庫の扉以外に開口部はありません。しかし内側を白く塗られたピロティーで軽快な印象を与えます。ここは半分がガレージ、半分がブランコのある子供の遊び場になっています。
また1階玄関脇にシャワーや3階外部のデッキに蛇口を設けているので、台風の去った後に窓ガラスやサッシに付いた潮水を洗い流す事もできるのです。
◆建築データと建築家プロフィール