遂に完成! 浅草コブラーのオリジナルが凄い!
こちらがオリジナルのシューズの一例。美しいフルブローグです。
ただし木型を削るビスポークシューズではなく(ただし別途料金で木型持ち込みもあり)、サンプルシューズを試着してサイズとフィット感を確認し、場合によっては微調整するという方法。オプションで、乗せ甲などの微調整は可能なので、パターンオーダーシューズよりもフィット感のある靴が完成するのだ。
製法は、フルハンド(ハンドソーンウェルテッド製法)と九分仕立て(アウトソールのみマシンで縫う)の2種類を用意(他にマッケイ、ブラックラピド製法もある)。ともに製作は国内の靴職人が行っている。
今回お願いしたモデルは、フルハンドのフルブローグ(ウイングチップ)。ただし紐部分を囲むようにデザインされたアデレード(琴形)にしてもらった。先端の穴飾りの模様は持参した旧チャーチの靴を参考にしてもらい、アッパーの素材はチェリー色のダッチカーフ(標準仕様)を選んだ。
アウトソールはチャネルの半カラス仕上げ(オレンジ色が綺麗!)。ヒールカウンター(踵芯・革)はフィット感を高めるためロング仕様にした。
アッパーのデザインは自由なので、お気に入りの一足や写真などを持参することをおすすめする。で、ボクの場合、職人の石郷岡さんが、好みを熟知してくれていたので、結果的に自分好みの一足が完成したのだ!
フルブローグ、セミブローグ、キャップトウ、Uチップ、チャッカブーツなどデザインは自由。
「ジ・浅草コブラー オリジナルシューズ」はその中間に位置するものだ。オプションでいろいろプラスしていくと価格が上がってしまうが、それでも技術的なクオリティーを考慮すればかなりコストパフォーマンスが高い。
次ページで、オリジナルシューズの仕様につい詳しく書きたい。