社会保険労務士試験/社会保険労務士試験について

2色の蛍光ペンでできる!社労士試験のテキスト勉強法

社労士試験を勉強するうえで全てのベースとなるのが、テキストです。通学、通信、独学、どの手段をとっていたとしても、それは変わりません。テキストの勉強法には様々な方法があるので、自分に合ったやり方を選んで下さい。

長友 秀樹

執筆者:長友 秀樹

社会保険労務士試験ガイド

テキスト学習は試験本番までに3回転

社労士試験の中で、テキストの勉強はインプット学習と位置付け、試験本番までに各科目3回は回すようにして下さい。

テキスト学習を3回転させる場合のスケジュールですが、私の場合(古いですが、カセットテープ通信)は下記のスケジュールに落とし込んで進めました。
gakushuuschedule

年間学習スケジュール








1回転目は通学・通信をとっている人であれば、資格学校の講座の進度に沿って進めます。2回転目は既に理解度が進んでいますので、1回転目の半分の期間で済むでしょう。そして、最後の3回転目は直前の重点チェックとなります。

上記スケジュールは、試験勉強を始めた時期などにより変えていかなければならないでしょうが、参考にしてみて下さい。

テキストを読み込む時のポイント

テキストの勉強法というと、基本は「読み込み」です。
特に通学で勉強している人は、講師による生の講義を聞く時だけしかテキストを読まないなど、この「読み込み」が甘くなる人がいます。
講義に合わせてテキストを読んだだけでは、どうしても学習姿勢が受け身になりますし、そもそも必要な勉強時間が不足してしまいがちです。

ですので、テキスト勉強の際は、必ず自分で読み込む時間をとって下さい。これは通信で、WEBやDVDなどのツールにより受講している人も同じです。

特に最初の1回転目のテキストの読み込みは、講義を受ける前と後、両方で読み込みましょう。従って、講義の時の勉強を含めて、1科目あたり3回は読み込むことになります。

【1回転目のテキストの読み込み】
1回目:講義が始まる前(予習)
2回目:講義を受けている時
3回目:講義を受けた後(復習)

予習の時のポイントは、「分からないところがあっても立ち止まらず、まずは最後まで読み終えること」です。初学者の場合は特に分からないところばかりのはずですので、あまり気にせず一気に読み終えましょう。ただし、難しくて読むのが苦痛に感じても、飛ばして読むのは止めましょう。この時間が必ず後で効いてきます。

講義の時のポイントは、大切な個所にマークを付けたり、書き込んだりすることです。詳しくは後述いたします。

復習の時のポイントは、講義の時にマークした箇所などを中心に読み込みます。既に2回テキストを読んでいますから、前2回より読むスピードが上がっているでしょう。さすがに全部読むのは時間的に厳しいでしょうから、理解が定着しているところは、多少飛ばして読んでも構いません。

なお、2回転目以降の読み込み回数は、各科目1回ずつで構いませんが、読むスピードもかなり速くなっているでしょうし、スケジュール的に可能な範囲で何度でも読み込んで下さい。
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