貯まる人? 貯まらない人? あなたはどっち?
ある状況におかれたときに、「貯まる人」と「貯まらない人」とでは、考え方や行動がまったく異なると感じています。さて、あなたの場合はいかがでしょうか。 以下5つの状況のときに、あなたの頭に思い浮かぶことは、AさんとBさんのどちらに近いでしょうか。早速、チェックしてみてください。1:会計レジの前で、「クレジットカード」を手に持って……
●Aさん「今月、使いすぎていないかな?」
●Bさん「……」(特に考えていない。強いていえば「暗証番号の入力、面倒だな」)
<分かれ目>身の丈以上にお金を使いすぎていないかどうか。
クレジットカードは、支払う時点で口座に預金がなくても、あなたの“信用”で支払いができてしまう便利なツールです。それゆえ、身の丈以上に使いすぎてしまうことも。
Aさん(貯まる人)は、クレジットカードを使うときに「使いすぎていないか」を一瞬考えています。支出の要不要を見極めたうえで、上手にカードのポイントを貯めながら活用しています。
一方で、Bさん(貯まらない人)は、カードでどれくらい使っているかを全然把握していません。そのため、合計額を考えずにどんどん使ってしまい、後日カードの引き落としがあって初めて「こんなに使ったっけ?」と焦るのです。その繰り返しで、身の丈以上のお金を使ってしまい、お金がなかなか貯まりません。
2:そろそろボーナスシーズン!
●Aさん「楽しみだな~何に使おうかな」●Bさん「やっとボーナス!助かる! でも、たくさん出なかったら困るなあ……」
<分かれ目>ボーナス頼みの生活かどうか。
Aさん(貯まる人)は、ある程度貯蓄があるので、ボーナスの金額によって生活が脅かされることがありません。
一方でBさん(貯まらない人)は、ボーナスが出ることを見込んで、クレジットカードのボーナス払いで買い物をしていたり、毎月の赤字をボーナスで補填したりしているので、万一ボーナスが減額になったり、なくなったりしたら大惨事なのです。
ボーナスは確約されたものではありません。出る前からアテにすることなく、もし「0円」になっても大丈夫なように、毎月の支出をコントロールしていきましょう。
3:今月お金を使いすぎたけれど、欲しいものが出てきた場合、どうする?
●Aさん「自炊をして、お金を浮かして買おう」または「買うのは来月にしようかな」●Bさん「ここはカードの出番。リボ払いで買うかな」
<分かれ目>今の欲望に対して、どう対応するか。
Aさん(貯まる人)は欲望をコントロールできるので、他のことをセーブしてお金を準備するなど、無理のない計画を立てることができます。
一方で、Bさん(貯まらない人)は、欲しいものがあると気持ちを抑えられなくなり、今後のことを考えずに“今”の欲望を優先します。リボ払いで(本来は不要だった)余計なお金を支払うことで、利息の支払いがかさんで悪循環に……。リボ払いは避け、カードは必ず1回払いにして、月々の収入や貯蓄の状況を考えながらお金を使いましょう。
4:そういえば、スマホ代がけっこうかさんでいる
●Aさん「今週末にプランを変えるか、格安スマホに切り替えよう」
●Bさん「これだからスマホって……ほんと高くてイヤになる」
<分かれ目>不満だけに終わるか、改善策を考えられるか。
「スマホ代が高いな」と思っても、つい見直しを先延ばしにしている人も多いもの。Aさん(貯まる人)は、重い腰を上げて、自分にあったプランに見直したり、使わなくなったオプションがないかを探してカットしたり、さらには格安スマホに切り替えたりと行動に移します。
一方で、Bさん(貯まらない人)は原因が自分にあるのではなく、自分以外のところにあると思い、日々不満ばかり。文句を言っていても金額は下がりませんので、改善策を見つけるべく、ショップにいって使用状況を診断してもらい、プラン見直しからでも始めてみましょう。
5:仕事や自分への投資などで本を買いたいが値段が高い場合、どうする?
●Aさん「でも必要なものだから……買おう」●Bさん「今はお金がないからやめよう。いつかお金が貯まったら買おうかな」
<分かれ目>自分への投資のお金を、惜しむか惜しまないか。
Aさん(貯まる人)はお金を払うべきポイントがわかっていて、自分の将来に必要なものにはお金を惜しみません。予定外の支出になっため、他のところで削れるところがないかを探します。
一方で、Bさん(貯まらない人)は将来への意識が薄いので、“今”に役立つお金を最優先。「いつかお金が貯まったら」と思いつつも、貯まらないので結局買わないことに。“今”役立つことの出費を減らして、その分“将来の自分”が役立つことにも、しっかりお金を使うようにしたいですね。
以上、貯まる人・貯まらない人の簡単診断をお届けしました。5つすべてが「Bさん(貯まらない人)」になった人でも大丈夫です。アドバイスを参考にしていただき、「貯まる人」の考え方や行動を少しずつ身につけていけば、「貯まる人」にどんどん近づいていけます。ぜひ、試してみてください。
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