貯蓄/貯蓄する基本の方法

貯まる人&貯まらない人の簡単診断!あなたはどっち?

お金が「貯まる人」「貯まらない人」に数多く取材を重ね、両者はモノやコトに対して感じ方や考え方が違うことが見えてきました。今回はそんな取材経験をもとに、簡単診断をしてみたいと思います。2013年からお届けしているこちらの記事。さて、あなたは貯まる人、貯まらない人、どちらでしょうか?

西山 美紀

執筆者:西山 美紀

貯蓄ガイド

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貯まる人? 貯まらない人? あなたはどっち?

ある状況におかれたときに、「貯まる人」と「貯まらない人」とでは、考え方や行動がまったく異なると感じています。さて、あなたの場合はいかがでしょうか。
ちょっとした考え方のクセも、貯まる人・貯まらない人の分かれ道です。

ちょっとした考え方のクセも、貯まる人・貯まらない人の分かれ道です。

以下5つの状況のときに、あなたの頭に思い浮かぶことは、AさんとBさんのどちらに近いでしょうか。早速、チェックしてみてください。
 

1:会計レジの前で、「クレジットカード」を手に持って……

●Aさん「今月、使いすぎていないかな?」
●Bさん「……」(特に考えていない。強いていえば「暗証番号の入力、面倒だな」)


<分かれ目>身の丈以上にお金を使いすぎていないかどうか。

クレジットカードは、支払う時点で口座に預金がなくても、あなたの“信用”で支払いができてしまう便利なツールです。それゆえ、身の丈以上に使いすぎてしまうことも。

Aさん(貯まる人)は、クレジットカードを使うときに「使いすぎていないか」を一瞬考えています。支出の要不要を見極めたうえで、上手にカードのポイントを貯めながら活用しています。

一方で、Bさん(貯まらない人)は、カードでどれくらい使っているかを全然把握していません。そのため、合計額を考えずにどんどん使ってしまい、後日カードの引き落としがあって初めて「こんなに使ったっけ?」と焦るのです。その繰り返しで、身の丈以上のお金を使ってしまい、お金がなかなか貯まりません。

2:そろそろボーナスシーズン!

●Aさん「楽しみだな~何に使おうかな」
●Bさん「やっとボーナス!助かる! でも、たくさん出なかったら困るなあ……」


<分かれ目>ボーナス頼みの生活かどうか。

Aさん(貯まる人)は、ある程度貯蓄があるので、ボーナスの金額によって生活が脅かされることがありません。

一方でBさん(貯まらない人)は、ボーナスが出ることを見込んで、クレジットカードのボーナス払いで買い物をしていたり、毎月の赤字をボーナスで補填したりしているので、万一ボーナスが減額になったり、なくなったりしたら大惨事なのです。

ボーナスは確約されたものではありません。出る前からアテにすることなく、もし「0円」になっても大丈夫なように、毎月の支出をコントロールしていきましょう。
 

3:今月お金を使いすぎたけれど、欲しいものが出てきた場合、どうする?

●Aさん「自炊をして、お金を浮かして買おう」または「買うのは来月にしようかな」
●Bさん「ここはカードの出番。リボ払いで買うかな」

<分かれ目>今の欲望に対して、どう対応するか。

Aさん(貯まる人)は欲望をコントロールできるので、他のことをセーブしてお金を準備するなど、無理のない計画を立てることができます。

一方で、Bさん(貯まらない人)は、欲しいものがあると気持ちを抑えられなくなり、今後のことを考えずに“今”の欲望を優先します。リボ払いで(本来は不要だった)余計なお金を支払うことで、利息の支払いがかさんで悪循環に……。リボ払いは避け、カードは必ず1回払いにして、月々の収入や貯蓄の状況を考えながらお金を使いましょう。
 

4:そういえば、スマホ代がけっこうかさんでいる

●Aさん「今週末にプランを変えるか、格安スマホに切り替えよう」
●Bさん「これだからスマホって……ほんと高くてイヤになる」


<分かれ目>不満だけに終わるか、改善策を考えられるか。

「スマホ代が高いな」と思っても、つい見直しを先延ばしにしている人も多いもの。Aさん(貯まる人)は、重い腰を上げて、自分にあったプランに見直したり、使わなくなったオプションがないかを探してカットしたり、さらには格安スマホに切り替えたりと行動に移します。

一方で、Bさん(貯まらない人)は原因が自分にあるのではなく、自分以外のところにあると思い、日々不満ばかり。文句を言っていても金額は下がりませんので、改善策を見つけるべく、ショップにいって使用状況を診断してもらい、プラン見直しからでも始めてみましょう。
 

5:仕事や自分への投資などで本を買いたいが値段が高い場合、どうする?

●Aさん「でも必要なものだから……買おう」
●Bさん「今はお金がないからやめよう。いつかお金が貯まったら買おうかな」


<分かれ目>自分への投資のお金を、惜しむか惜しまないか。

Aさん(貯まる人)はお金を払うべきポイントがわかっていて、自分の将来に必要なものにはお金を惜しみません。予定外の支出になっため、他のところで削れるところがないかを探します。

一方で、Bさん(貯まらない人)は将来への意識が薄いので、“今”に役立つお金を最優先。「いつかお金が貯まったら」と思いつつも、貯まらないので結局買わないことに。“今”役立つことの出費を減らして、その分“将来の自分”が役立つことにも、しっかりお金を使うようにしたいですね。

以上、貯まる人・貯まらない人の簡単診断をお届けしました。5つすべてが「Bさん(貯まらない人)」になった人でも大丈夫です。アドバイスを参考にしていただき、「貯まる人」の考え方や行動を少しずつ身につけていけば、「貯まる人」にどんどん近づいていけます。ぜひ、試してみてください。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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