気軽につまめる屋台料理、サテ

サテ

日本人にもファンの多いサテ。独特なスパイスで漬けこんだ肉を甘辛のピーナッツソースでいただく

マレーシア版の焼鳥、サテ。レモングラスやターメリックなど、アジア~ンなスパイスに数時間漬けんだお肉をこんがり炙り、コクのある甘辛のピーナッツソースでいただきます。マレーシアだけでなく、インドネシア、シンガポール、タイなど東南アジア一体で見かける料理。マレーシア全土で食べることのできる非常にポピュラーな屋台料理で、値段は1本60セン(約20円)ほどです。

じつはマレーシアには、サテで有名な地域があります。クアラルンプール中心地から車で約45分の距離にあるカジャンです。今回は、カジャンのサテにスポットをあてます。

カジャンといえば、サテ専門店「HJ Samuri」

HJサムリ

サテは夜に食べることが多い。深夜になるにつれて店内は混みあってくる

HJサムリ

広い駐車場も完備している

カジャンで知らない人はいないというサテ専門店「HJサムリ」。吹き抜けの2階建ての店内は、200人を超える収容人数のある巨大空間。深夜までオープンしていて、地元のマレーシア人がサテを食べるために集まってきます。

カジャンのサテが有名なのは2つの理由があります。1つは、肉の種類が豊富なこと。通常、サテといえば鶏肉(マレー語:アヤム)、羊肉(カンビン)、牛肉(ダギン)の3種類ですが、カジャンではさらに、牛サーロイン(プルッ)、鶏レバー(ハティ)、魚(イカン)があります。ときに鹿肉や兎肉が登場することも!どれも肉のサイズが大きく食べ応えがあり、値段は多少高くなります。

 

カジャンのソース

左が丼のサテソース。奥が赤い辛味ソース。右の皿がキュウリとご飯を固めたクトゥパ。これも注文すべし!

もう1つはソースです。サテには、ピーナッツで作る濃厚ソースを合わせますが、カジャンではこのソースが丼にたっぷり入って登場します。つまりこのソースこそが、カジャンサテの自慢、ということ。また、食べるラー油にそっくりの真っ赤な辛味ソースも合わせて提供されるので、ソースを好みの辛さにすることができます。

このソースには、サテだけでなく、つけ合わせのキュウリや“クトゥパ”(ご飯をギュッと固めた餅風の料理)にもたっぷりつけること。まるで、大阪の串揚げのごとく、“2度づけは禁止やで~”という感じの食べ方です。また、サテの持ち帰りも可能。大量のサテソースとともにビニール袋に入れてくれるので、家に帰ってサテパーティーというのもいいですね。

カジャンのサテが有名になったのは、この店の創始者が行商で売っていたサテが大変おいしかったために評判になった、という説もあります。

クアラルンプール市内からはすこし離れていますが、サテ好きのマレーシア人の姿を眺めるにはここがいちばん。若い夫婦が赤ちゃんをあやしていたり、恋人同士でのんびり話しをしていたり、その中心には山盛りのサテがあるのです。

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■HJ samuri
住所:Lot1,2&3 Tingkat Bawah & Tingkat 1, Bangunan Dato & #039,
Nazir Jalan Kelab, Kajang, 43000
営業時間:月~木、土11:00~24::30、金15:30~24:30、日10:30~24:30
電話:60(3)8737-1853
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