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モテるのに結婚しない男……モテる男はなぜ、結婚を望まないのか?

今回はどうしてモテるのに結婚しない男性が増えているのか、知られざる男性の本能についてご説明したいと思います。今や女性も自立する時代です。そのために、男女共に結婚する意義が見出せないといった悩みが相次いでガイドの元に寄せられています。

大木 隆太郎

執筆者:大木 隆太郎

恋愛ガイド

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<目次>

モテるのに結婚しない男性が増えている…結婚する意義が見出せない?

モテるのに結婚しない男

モテる男が結婚しないのは本能?

体格的な男女差の例を挙げると、同じ筋力トレーニングをしても、男性の方が筋肉になりやすい体の構造をしています。その結果、狩猟時代は男性が狩りを担当し、女性は家を守るという役割分担ができたのでしょう。また、戦があった時代でも、男性が戦に出て戦い、女性は子を産んで守る役目に徹してきました。

そうして現代に近づき、日本では「男性は外に出て働き食い扶持を稼ぐ。女性は家を守る」という風習ができたのです。それゆえに女性は、男性なしでは生活できない生き物……“養ってもらう”という生き方が主流になったのでしょう。実際に昭和初期までは、今のように女性が働ける場も少なかったですし、女性たるもの良妻賢母であるべきという考えが萬延していたように感じます。

しかし現代は、女性の方が稼げる場合も見受けられる時代です。男性に頼られなければ生きて行けない世の中から、女性でも一人で生きていける……そんな社会に変わりつつあります。そのため多くの若者は、結婚する意義が見出せなくなっているようです。
 

有能でモテる男は結婚しない!?

以前、『男心を理解したい女子必見! 男心を理解するには「狩猟脳」を学べ⁉』で、男性が持つ狩猟脳について触れましたが、地球上に人類が誕生する前まで話をさかのぼらせると、当時の生物のオスは、メスを見つけ次第、すぐに交尾をするといったものもいたようです。また、生物学的にも、色々な体格や性格をした子孫を生み出すためには、同じメスと交尾し続けるよりも、複数のメスと交尾して子孫を残した方が、絶滅を免れやすくなると言われています。そういった過程を繰り返し生き残った末に人類が誕生したわけですから、人間の男性も、複数の女性と交わることを本能的に望んでしまうのです。

そう、つまり有能でモテる男性が独り身でいるのは、モテモテで相手に不自由しないからではなく、一人の女性を選ぶことにリスクを感じるから。できるだけ多くの遺伝子を残し、可能な限り長く男として生きしたいと望む男性にとって、一人の女性に縛られる結婚は望むべき道ではないのです。

それにもし、その手のタイプの男性と結婚した場合、結婚後も常に浮気はつきものになります。よく、モテる男でも家庭に入れば落ち着くという幻想を女性は抱きがちですが、だいたいは結婚後もモテ街道まっしぐらという男性の方が多いでしょう。

あくまでも統計的な話になりますから、必ずしもモテ男が結婚を望まないというわけではありません。しかし、男性は本能的により多くの遺伝子を残すことを望んでいますから、女性に不自由しない男性ほど、結婚という選択肢を選ばないことが多いようです。
 

「干渉を避ける」生活スタイルが結婚を遠ざける?

結婚する本当の理由とは?

結婚する本当の理由とは?

生物学的にも、男性が結婚を望まない生き物であることはご理解いただけたかと思いますが、結婚を望まない理由には、ライフスタイルの変化を恐れるというケースも考えられるとガイドは感じます。

たとえば、職場でも同僚とのコミュニケーションを取りたがらない人が増えているように、人と深く関わることに対して、ストレスを感じやすくなっているのかもしれません。それが恋人に対しても自分の生活やスタイルを主張し、干渉や束縛を嫌がることにつながっている気がします。

結婚となると、自由気ままに暮らしてきた独身時代に比べ、何かと規制がかかるという観念が先に芽生えてしまうのでしょう。最悪の事態を想定して物事を考えるのは決して悪いことではありませんが、結婚というおめでたい出来事をそのようにとらえてしまうのは、あまりにも残念な気がしてならないとガイドは思ってしまうのです。
 

「結婚する意義」はカップルの数だけ存在する!

独身者の多くを見ると、恋愛さえ除けば、身の丈に合う充実した人生が送れていると言える人が多いように感じます。誇れる仕事を持ち、打ちこめる趣味があり、食事や遊びを共にできる友人もいる……。大なり小なり悩みがあるとは言え、将来のことさえ考えなければ今の生活に満足できているからでしょう。

だからこそ、結婚する意義が見出せなくなってしまうのですが、結婚する意義を考えたときに、“子どもを授かり産み育てるため”という理由では義務的で悲し過ぎるのではないでしょうか。

「結婚」という文字を広辞苑で引くと、「男女が夫婦になること」とあります。そう、つまり結婚とは“こうあるべきもの”という定義はないのです。言うならば、夫婦の数だけ結婚の数もあるということ。だからこそ、パートナーとなる恋人とは、交際中にたくさんのことを語り合い、二人ならではの結婚のイメージを固めていけばいいのです。

ガイドが思う結婚とは、パートナーとして共存することにあると思っています。結婚がゴールではなく、その先に待つ結婚生活をいかに幸せな気持ちで過ごせるパートナーを選ぶかが、結婚における最大のテーマだと考えているからです。

確かに我々人類には、子孫を残すという遺伝子に課せられた使命があります。だからこそ、あなたにとってより良い遺伝子を残すためにも、結婚がゴールではないという現実に気づいてほしいとガイドは切に願っているのです。ぜひあなたも、「恋学」で理想の恋愛を!

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