このトレンドは、IT機器のタブレットに当てはまらないかもしれませんが、拡大一辺倒の傾向がこの『iPad mini Retinaディスプレイモデル』キッカケで大きく変化する可能性があります。大転機の可能性を持ったiPad mini Retinaディスプレイモデルのレビューをおとどけします。
iPad mini Reinaディスプレイモデル。スペースグレイ
ジャイアントキラー現る
2013年11月12日の夕方から発売が開始されたiPad mini Retinaディスプレイモデルには、最新の64ビットプロセッサーA7とM7モーションコプロセッサーが搭載され、ストレージ容量は最大で128GB、5メガピクセルの裏面照射のiSightカメラ、1.2メガピクセルのFaceTimeカメラ、デュアルチャネル・MIMO技術を搭載したWi-Fiを搭載しています。約半月前に発売されたiPad Airと比較しても、スペック表からは「大きさ」と「重さ」くらいしか違いを読み取ることができません(実際は、iPad Airの方がCPUクロックが高いようです)。
IT業界は、こうした変化をすんなりと受け入れてしまいますが、長年かけてヒエラルキーが構築されているような業界であれば、一大事となっているはずです。
iPadとiPad miniのサイズ比較(1)
iPadとiPad miniのサイズ比較(2)
次のページでは、大を喰らう小さなタブレットが、どのような仕上がりや意味を持って、我々の前に登場したのか迫っていきます。