色彩と光が織りなす、えも言われぬ空間
東京都現代美術館(清澄白河):吉岡徳仁-クリスタライズ
アートやデザイン、建築などさまざまな領域の境界を軽々と越えて活躍し、世界的に評価の高い吉岡徳仁。この展覧会は、彼の過去最大規模となる光にあふれた個展です。展覧会のタイトル「クリスタライズ(形を与えること、結実させること)」のとおり、作品は、透明感と重量感を同時に感じられる作品が中心。結晶化した薔薇の彫刻『ROSE』のほか、クリスタルの椅子や、結晶の絵画など、見た瞬間に息を飲むような繊細な作品が展示されています。
南仏の街、ヴァンスにあるアンリ・マティスが設計したロザリオ礼拝堂(青いガラスが本当にきれいな礼拝堂です!)にインスパイアされたという、『Rainbow Church』は「見る」のではなくぜひ「感じ」てもらいたい空間。光が紡ぎだした神々しい場。時間をかけて訪れていただきたい展覧会です。
■DATA 吉岡徳仁-クリスタライズ
展覧会名称::吉岡徳仁-クリスタライズ会場:東京都現代美術館
会期:2013年10月3日(木)~2014年1月19日(日)
開館時間:10:00-18:00
※入場はそれぞれ閉館の30分前まで
休館日:月曜日(2013年12月23日、2014年1月14日は開館、翌日休館)、2013年12月28日~1月1日
Web www.mot-art-museum.jp/exhibition/147/
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