アート・美術展/おすすめ展覧会・イベント情報

2013年12月のオススメ展覧会・美術展

日本全国の、2013年12月のオススメ展覧会・美術展を紹介。今月はブリヂストン美術館の「カイユボット展」、豊田市美術館(愛知県)の「反重力展」、東京国立近代美術館の「ジョセフ・クーデルカ展」、東京都現代美術館の「吉岡徳仁 クリスタライズ」、リニューアルオープンした朝倉彫塑館(東京都)を紹介します。

浦島 茂世

執筆者:浦島 茂世

美術館ガイド

2013年12月のオススメ展覧会

忙しさを極める年末ですが、見逃せない展覧会はかなりたくさん!
印象派や写真、現代美術などの展覧会のほか、新しくリニューアルした美術館を紹介します!
やくしまるえつこ《やくしまるえつことd.v.d -Gurugulu Earth》2011年

やくしまるえつこ《やくしまるえつことd.v.d -Gurugulu Earth》2011年

※やくしまるえつこは新作『Λ Girl』(ラムダガール)を豊田市美術館「反重力 浮遊|時空旅行|パラレル・ワールド展」で展示する。


◎2013年12月のオススメ美術館-目次-
・ブリヂストン美術館(京橋):カイユボット展-都市の印象派
東京国立近代美術館(竹橋):ジョセフ・クーデルカ展
東京都現代美術館(清澄白河):吉岡徳仁-クリスタライズ
豊田市美術館(愛知県豊田市):反重力 浮遊|時空旅行|パラレル・ワールド展
朝倉彫塑館(谷中) リニューアルオープン!


うまれたばかりの「都市」を描く
ブリヂストン美術館(京橋):カイユボット展-都市の印象派

ヨーロッパ橋》1876年、アソシアシオン・デ・ザミ・デュ・プティ・パレ、ジュネーヴ蔵 (c)Association des amis du Petit Palais, Gen?ve

《ヨーロッパ橋》1876年、アソシアシオン・デ・ザミ・デュ・プティ・パレ、ジュネーヴ蔵 (c)Association des amis du Petit Palais, Genève

モネやルノワール、ドガらとともに、印象派を盛り上げていった画家、ギュスターヴ・カイユボットの日本初となる展覧会。

特に注目が集まっているのは彼の描いた「都市の風景」。都市計画が立てられ、鉄道が開通し、新しい風俗が生まれたパリ。カイユボットは、その光景を光たっぷりに表していきます。その作風は、印象派のなかでも写真を彷彿とさせるような写実的なもの。

たとえば、彼の代表作である《ヨーロッパ橋》は、モネがよく描いていたサン=ラザール駅の近くにかけられた鉄橋。極端な遠近法の構図のなかには、優雅なカップルと労働者、そして迫力の鉄橋という、近代ならではの要素が盛りだくさんです。

また、カイユボットの弟であるマルシャルによる写真作品も日本初公開。パリの近代都市の風景や、当時の風俗を、絵画と写真の両面から楽しめます。

■DATA カイユボット展-都市の印象派について

展覧会名称:カイユボット展-都市の印象派
会場:ブリヂストン美術館
会期:2013年10月10日(木)~12月29日(日)
開館時間:10:00-18:00(金曜日は20:00まで)
※入館はそれぞれ閉館の30分前まで
休館日:月曜日(2013年12月16日、祝日は開館)
Web: www.bridgestone-museum.gr.jp/caillebotte/



次のページでは東京国立近代美術館(竹橋):ジョセフ・クーデルカ展を紹介します。

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