人々、歴史、世界をとらえる写真家、アジア初の大回顧展
東京国立近代美術館(竹橋):ジョセフ・クーデルカ展
ジョセフ・クーデルカ 「カオス」より ノール=パ=ド=カレー、フランス(1986 年)/ウェールズ、イギリス(1997 年)/ウェールズ、イギリス(1997 年)© Josef Koudelka / Magnum Photos
旧チェコ=スロヴァキア生まれのジョセフ・クーデルカは現在、世界で最も注目されている写真家のひとり。1968年に起きた「チェコ事件」において、彼は動乱のプラハの模様を撮影し、匿名の写真家として西側のメディアに発表、この事件をきっかけに彼は故国を離れ、イギリスやフランスを拠点に力強くも、繊細な写真を発表し続けています。
彼のアジア初の回顧展の出品点数はなんと283点!ヨーロッパに暮らすロマの人々をとらえた『ジプシーズ』、壮大なパノラマ風景が拡がる『カオス』など、連作がずらりと並ぶ会場はまさに壮観!
なかでもプラハ在住時代に撮影された『劇場』シリーズは、オリジナル・プリント(撮影したフィルムから写真家自身が直接一点一点手作業でプリントしたもの)で、日本のみの公開です。
会期中は、常設展示室での所蔵作品展『MOMATコレクション』にも写真作品を多数展示。写真に興味がある方は、ぜひ足を運んでみてください!
■DATA ジョセフ・クーデルカ展について
展覧会名称:ジョセフ・クーデルカ展
会場:東京国立近代美術館 企画展ギャラリー
会期:2013年11月6日(水)~2014年1月13日(月)
開館時間:10:00-17:00(金曜日は20:00まで)
※入館はそれぞれ閉館の30分前まで
休館日:月曜日(2013年12月23日、2014年1月13日は開館)、2013年12月24日(火)、年末年始(2013年12月28日~2014年1月1日)
Web: www.momat.go.jp/Honkan/koudelka2013/
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