住宅設備機器・建材の総合メーカーであるLIXILでは、首都圏に住む主婦520名を対象に、自宅における冬の寒さ対策と窓に関する意識調査を実施。調査結果からは、身体を温かく保つことはもちろんですが、断熱性も意識している方が多いことが読み取れます。
■調査の概要
調査方法:インターネット調査
対象エリア:東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県
調査対象:20代から60代の主婦(既婚女性)
サンプル数:520名 (各年代、マンション・一戸建てそれぞれ52サンプル)
調査実施期間:2013年9月20日~22日
調査実施機関:マクロミル
自宅で寒いところは、玄関やお風呂
自宅の中で最も寒いと感じるところはどこなのでしょうか。マンションにお住まいの方で最も多かったのは「玄関」。以下「寝室」「北側の部屋」「風呂」「台所」と続きます。一戸建ての方は「風呂」が最も多く、以下「トイレ」「玄関」「洗面所」「脱衣所」という順位になっています。その理由は「北側だから」「日当たりが悪いから」「暖房がないから」が共通した答え。加えて一戸建ての場合は「風呂の窓が大きくとってある」、マンションでは「玄関のドアの新聞受けからすきま風が入る」など、それぞれの住宅のつくりなどの違いによっての理由もみられます。マンションの間取りは北側玄関が多いということがありますし、一戸建てでも「風呂」が北側に配され窓を設けたプランが多い、ということから、納得感はあるのではないでしょうか。
寒さ対策は、エアコンと靴下
寒さを防ぐために取り入れている商品は、「エアコン(66.0%)」がトップ。以下、「ホットカーペット(39.8%)」「ラグ(36.9%)」「こたつ(33.8%)」。一戸建てでは「石油ストーブ」「ガスファンヒーター」「内窓」がマンションに比べて取り入れられている傾向もみられます。最も身近なエアコンを冬場利用している方の暖房の平均設定温度は24.7℃。具体的には、「28℃(21.4%)」「25℃(13.6%)」「20℃(11.6%)」となっています。また、寒さ対策のため自宅内で靴下を履く方は80.2%。履き始める時期は、「10月から(33.7%)」「11月から(28.5%)」という結果。一戸建ては「10月から(38.1%)」と回答した人が最も多く、マンションは「11月から(31.9%)」。一戸建てに住む方のほうが早めに寒さ対策を行っている、寒さを感じやすい、ということなのかもしれませんね。
次のページでは、窓に求める性能に関してみていきます。