Aクラスより落ち着いたライドテイスト
CLA180には最高出力122ps/最大トルク200Nmを発生する1.6リッターターボを、CLA250には211ps/350Nmの2リッターターボを搭載する。直噴やアイドリングストップ機構などを備え環境性能も高められた
動力性能的には180で十分、というのはAクラス同様である。DCTのマナーも上々だ。あえて250に乗るというのなら、4マチックを試してみるのもいいだろう。クラスを越えた安定感を得ることができるはず。
試乗車にはいずれも18インチのランフラットタイヤがおごられていて、これが低中速域(30~60km/hあたり)における雑味、乗り心地質感の欠如につながっていると思われる。ドイツのカントリーロード域(80km/h以上)では、さほど気にならないのだが……。こういうセッティングの欧州車に乗るたび、欧州基準の乗りアジがいい&基本性能が高い、という理由で、日本市場の皆さんに薦めていいものかどうか、悩ましくなるのだった。