オーストリア/ウィーンの観光

ウィーンの舞踏会(3ページ目)

ウィーンの国立歌劇場(オペラ座)で毎冬開催される華麗な舞踏会の様子は、誰しも一度はテレビ番組で目にしたことがあるのでは。今回は、ウィーンの舞踏会の概要と代表的な舞踏会を紹介したいと思います。

ライジンガー 真樹

執筆者:ライジンガー 真樹

オーストリアガイド

狩人の舞踏会

緑十字主催の、ドレスコードが民族衣装という一風変わった舞踏会。伝統的なオーストリアの民族衣装を纏った人々を身近に見ることのできる、絶好のチャンスでもあります。開催時間が舞踏会にしては早めであるのも、時差ボケに悩みがちな日本人旅行者にとっては嬉しいところ。

<DATA>
狩人の舞踏会 2014年
開催日時:1月27日(月)
開催場所:ホーフブルク王宮
住所:Innerer Bughof, A-1010, Wien
開場時間:20:00
開催時間:21:00
入場料:一般120ユーロ、学生50ユーロ 

<ドレスコード>
女性:オーストリアの女性用民族衣装(ディアンドル等)
男性:オーストリアの男性用民族衣装

※ディアンドル:オーストリアの女性用民族衣装。襟ぐりの深く白いブラウスと、カラフルでボリュームのあるワンピース及びエプロンから成る。

ウィーン カフェハウス・オーナーの舞踏会

カフェオーナーの舞踏会、プログラム

舞踏会はダンスを踊るだけでなく、さまざまな出し物のプログラムも楽しめる(Copyright 2013 KLUB DER WIENER KAFFEEHAUSBESITZER)

毎年6000人もの参加者が集うカフェハウス・オーナーの舞踏会は、ウィーン内の31のカフェハウスが主催する舞踏会。主催者にはカフェ・ツェントラルやカフェ・ラントマン、カフェ・シュペルルといった、ウィーンを代表する錚々たるカフェハウスが名を連ねています。

<DATA>
ウィーン カフェハウス・オーナー舞踏会 2014年
開催日時:2月21日(金)
開催場所:ホーフブルク王宮レドゥーテンホール
住所:Innerer Bughof, A-1010, Wien
入場料:一般125ユーロ、学生55ユーロ

<ドレスコード>
女性:ボールガウン(舞踏会用ドレス)、もしくは床まで届くロング・イブニングドレス
男性:燕尾服、タキシード、もしくは正装ユニフォーム(主に礼装用の軍服)。ネクタイは不可、必ず蝶タイ着用のこと。

ボンボン・バル(お菓子の舞踏会)

1955年からの伝統を誇るミス・ボンボン・コンテストを中心とした舞踏会(ボンボンとはドイツ語で「キャンディー」の意)。ノーブルでありながらも、気張りすぎない雰囲気と、スイーツがコンセプトのユニークな舞踏会。

<DATA>
ボンボン・バル 2014年
開催日時:2月28日(金)
開催場所:ウィーン・コンツェルトハウス
住所:Lothringerstraße 20, A-1030, Wien
開催時間:21:00
入場料:一般85ユーロ、学生44ユーロ

<ドレスコード> 
女性:床まで届くイブニングドレス
男性:燕尾服、タキシード、もしくは黒いスーツ
デビュタントの女性:長い純白のボールガウン(舞踏会用のドレス)、肘が隠れる長さの白い手袋、白い靴
デビュタントの男性 タキシードもしくは黒いスーツ、白いシャツもしくはタキシード用シャツ、黒の蝶タイ、白い手袋、黒い靴下に黒のダンスシューズ

気になる舞踏会は見つかったでしょうか? オーケストラの生演奏に合わせてワルツを踊れるのも、やはり音楽の都ならではの味わいといえるでしょう。またペアダンスを踊るだけにとどまらず、数々の出し物やショー、コンテストと言ったプログラムも組まれていることが多いので、参加するだけでも十分楽しめること請け合いです。ぜひご自分の旅行時期や好みに合った舞踏会に参加して、ウィーンの古き良き伝統に触れてみて下さい!
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