コスプレにおけるマナーとは?
メディアへの露出も年々増え、広く認知と理解を獲得しつつあるコスプレ。とはいえやっぱり奇抜で目立つものですから、一般の方から警戒されたり誤解されることも少なくありません。
それだけに、コスプレに関わる人間一人一人がしっかりとルールを守り、イメージアップに努めることがとても大切なのです。正しい知識を身につけて、立派なコスプレイヤーとしてデビューしましょう!
コスプレのマナー1:コスプレ衣装への着替えについて
会場でばっちりお着替えできます!
コスプレ可能なイベントの会場には必ず更衣室が設置されているので、着替えは会場に到着してから行います(男子の場合はイベント規模によって、トイレが更衣室になることもあります)。そうしないと一般の人が驚いてしまったり、悪いイメージを与えてしまう場合があるので、電車やバス等、公共の場で許可無くコスプレをすることはマナー違反なのです。
コスプレのマナー2:「コスプレ=なりきり」ではありません
危ない事はしないで!
仲間内で楽しく盛り上がることはもちろん良いことですが、むやみに武器や小道具を振り回したり、キャラクターになりきった極端な言動や行動は、周囲の参加者に不快感を与えたり危害を加えてしまうおそれがあるので注意しましょう。 撮影時のキャラクターポーズはもちろんOKですから思い切ってポーズしてみてください。
コスプレのマナー3:特殊な専門職を連想するコスチュームの着用
公務員(警察官・消防隊員・自衛隊・レスキュー隊)、実在の軍服・警備員など、参加者に誤解や混乱を招くようなコスプレは禁止されています。完全に特定のキャラクターのコスプレであると判断できれば、禁止の対象外となる場合があります。 着用可能かどうか不安な場合はイベントのホームページを確認するか、イベント主催団体に問い合わせましょう。
コスプレのマナー4:キャラクターのイメージを損なうことは×
キャラクターイメージを大切に!
遊園地などの開催地では家族連れの人たちが多く来場しています。そういう場所で、子供達に人気のキャラクター(例えばプリキュアや孫悟空)がタバコを吸っていたり、乱暴な会話をしているところを聞かれてしまっては、子供の夢を壊してしまいますよね。 コスプレしている時はそのキャラクターのイメージを背負っていること、いつも見られている事を意識しましょう。
コスプレのマナー5:コスプレイヤーの撮影は声をかけてから
写真撮らせてくださいと一声。
レベルの高い素敵なコスプレイヤーを目の前にすると、思わず写真を撮りたくなるものですが、勝手に撮ることはしないで必ず「写真を撮っていいですか?」と一声かけましょう。大半のコスプレイヤーさんは快く応じてくれます。断られた場合は無理に撮影しないでくださいね。もちろん自分が声をかけられて嫌なときは断っていいんです。
コスプレのマナー6:イベント会場を利用するにあたって
危険箇所や進入禁止の場所に入ったり、土足禁止の所に土足で入ったり、木に登る・枝を折る・花を摘むなど、植物が痛むことや会場自体に傷をつけたり汚す事は厳禁です。撮影をしていると夢中になって周りが見えなくなってしまうこともあるので、もしスタッフに注意をされたら、速やかに指示に従いましょう。
コスプレのマナー7:ゴミは持ち帰りましょう
自然を大切に!会場は綺麗に使いましょう。撮影協力:こす旅
イベント団体によってはゴミ袋を設置してくれている会場もありますが、基本的に自分が出したゴミは持ち帰りましょう。どんなに小さなゴミでも、ポイ捨てが原因で会場・イベント主催団体にクレームが入る可能性があります。食事した後のゴミはもちろん、よく落ちているのはウィッグの抜け毛、ヘアピン、両面テープのゴミ、安全ピン、衣装の小さなパーツ等です。忘れ物にも注意してくださいね。
コスプレの完成度が高いコスプレイヤーほど、マナーへの意識も高いもの。列にはちゃんと並び、ゴミは積極的に片付けるなど、当たり前のことではありますが参加者みんながルールを守ってコスプレを楽しんでいます。
ルールを守って楽しくコスプレしよう!
たった一つのクレームで会場が使えなくなる事が起こってしまうことも十分ありえますから、
「コスプレのルールを守る=コスプレの世界を守る」と言っても過言ではありません。
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