マリーナベイサンズの絶景と楽しむスペイン料理
マリーナベイサンズの絶景を望むロケーション
マリーナベイサンズを目の前に望む、海に浮かんでいるような前衛的なデザインのレストラン、Catalunya(カタルーニャ)。エル・ブリで10年間キャリアを積んだというシェフ、Alain Devahive Tolosa(アラン・デーバーハイブ・トロサ)さんがエグゼクティブ・シェフをつとめる、スペイン料理のお店です。
エル・ブリといえば、わずか45席に、年間200万件の予約が押し寄せ、世界で最も予約が取れないと言われていたレストラン。2011年に惜しまれつつ閉店したのですが、その幻の味が楽しめるとあって、連日地元のおしゃれな人たちで大人気。
天井が高く、開放感あふれる作り。マリーナベイサンズが席から存分に楽しめます。
魅力的なお料理の数々
左がイベリコ豚のコロッケ、右がデザートのTORRIJA
この日いただいたのは、スペインの伝統的な野菜の重ね焼き料理、ESCALIBADAをアレンジした、「FOIE GRAS AND EEL ESCALIBADA」
炭火焼の野菜とウナギ、フォワグラのミルフィーユ(20シンガポールドル)、炭火焼されたナスや赤ピーマンなどの野菜の凝縮した甘みで、甘いソースに合ううなぎとフォワグラをいただくという趣向です。炭の香りがうなぎとマッチし、かつ斬新な味わいです。
「CROQUETAS DE JAMÓN 」
イベリコ豚のハムとベシャメルソースのコロッケ(15シンガポールドル)
は、さくさくの軽やかな衣の中に、とろけるベシャメルソース、そして薫り高いイベリコ豚のハムがアクセントになった、はずれのないお味。
「CATCH OF THE DAY」
本日の鮮魚(45シンガポールドル)は、ブリのグリルトマトソース。ボリュームがあるので、シェアして食べても良いかも知れません。安定した美味しさで、どこかほっとする味わいでした。どれも比較的しっかり塩気があるので、お酒を飲みながらいただくシチュエーションに特にお勧めです。
豊富なタパスのメニューと雰囲気のよさがお目当てで、遅い時間は、バーとして2軒目で利用する方も多いようです。雰囲気が変わって若干にぎやかになります。しっとりと食事を楽しむのなら、やや早めの時間の方が落ち着くかもしれません。特に、サンセットの時間帯は素敵な雰囲気ですよ。
デザートは、スペインのフレンチトースト、TORRIJA(14シンガポールドル)を。スモークミルクのアイスクリーム添えという面白い組み合わせです。シンガポールではカヤトーストは元々炭火で焼いていたそうですが(今でも一部のお店では炭火焼です)、炭火焼フレンチトーストのようなイメージかと想像してしまいます。スモークの香りがするアイスクリームが、キャラメルとは一味違う香ばしさで新鮮、あたたかいフレンチトーストとあわせると溶けてゆく、温度の変化も楽しめるものでした。
マリーナベイサンズを眺めながら、しっかりご飯も、軽く一杯も美味しく楽しめるお店。ぜひ、「世界で最も予約が取れないレストラン」の雰囲気を楽しんでみてくださいね!
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■Catalunya(カタルーニャ)
営業時間:ランチ(月~土)12:00~14:30、ブランチ(日)12:30~16:00
ディナー18:00~22:30、バー12:00~深夜 無休
住所:The Fullerton Pavilion, 82 Collyer Quay, 049327
電話: +65 6534 0886
アクセス:MRTラッフルズプレイス駅から徒歩5分 (フラトンホテル隣、フラトンパビリオン内)