茶葉に適した淹れ方にこだわる
お茶にはそれぞれ適した淹れ方がある(※参考:メーカー勉強会スライド)
お茶は、それぞれの茶葉に応じた「茶葉の量」「お湯の温度」「蒸らし時間」をきっちりはかることが大事。例えば、紅茶は90~95℃蒸らし時間長め、中国茶は75~95℃、日本茶は60~95℃蒸らし時間は短め……など、それぞれの茶葉により淹れ方が異なるものです。専用マシンでは、それぞれの茶葉に応じて最適な「蒸らし時間」「温度」を自動でしてくれるのです。
カプセルをセットすると、本体側から針で刺しカプセルに隠されている突起の組み合わせを確認し、茶葉の情報が伝わる
そのカラクリは、カプセルにあります。実は、カプセルの内側にはいくつかの突起があるチップが組み込まれています。本体にカプセルをセットすると針が刺さる仕組みになっていて、その凹凸の組み合わせにより、茶葉を識別できるようになっているのです。そして「どのくらいの湯量で、何度のお湯で、何分蒸らす」などが判断し最適な状態で抽出をするというからオドロキです。シンプルなカプセルなのに、なかなかハイテクですね。
専用浄水フィルターで水にもこだわる
タンク内部に付属の浄水フィルターをセットして使う※黒い物体が浄水カートリッジ
そして、使う水質にもこだわります。マシンには専用の浄水フィルターが同梱されています。浄水フィルターはタンクの中にセットして使うのですが、それなりに大きなカートリッジで、性能の高さが伺えます。浄水フィルターの活性炭により、水に含まれる残留塩素(カルキなど)を取り除き、お茶に適するよう軟化させているとのこと。約150杯使うと、交換時期のお知らせランプが点灯しますので、定期的な交換が必要になりますが、水道水でもおいしいお茶が淹れられるのはうれしい仕様です。
1杯ごとに部屋中に香りが漂う優雅なひととき
左上:マシン上部の挿入口にカプセルを入れる/右上:レバーを下ろしてセット/左下:「T」マークが白から黄色に変わったら抽出ボタンを押す/右下:あとは自動で抽出されるのを待つだけ
使い方はいたって簡単。挿入口にカプセルをセットしレバーを閉じて、前面にある「T」ボタンを押すだけ。あとはマシンに全てお任せしておけばOK!チョロチョロとカップにお茶がモレますが、15~20秒程度は茶葉が蒸らされているようで抽出は始まりません。しばらくすると、連続してお茶がカップに注がれだし、約1分半くらいでおいしいお茶がカップいっぱいになりました。
お任せモードでは1杯あたり180~200mlなので、意外と多いと感じる量
マシンに全てお任せする「ティーマスター」で設定されている抽出量は、約180~200ml。実際に淹れてみると、意外と1杯の量が多いことに驚きます。もし、自分の好みの分量にしたい時は「マイカップ」設定ができ、50~350mlの範囲で好きな量に設定ができます。
ガイドは、フレーバーティーや茶葉の種類にこだわる方ではないのですが、抽出が始まると部屋中にとても良い香りが漂い、何とも穏やかな気持ちになります。まさに、開封したてのお茶を堪能しているという実感があります。毎回、フレッシュな風味と香りが楽しめるのは、お茶好きにはたまらない魅力だと感じました。
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