株・株式投資/決算書からチェック!気になる銘柄の株価

独立系日本株ファンドの投資先から優良銘柄を探す(3ページ目)

優良企業に投資すれば良いとは言っても、実のところ、どのような企業が優良企業なのでしょうか?上場企業3700社のなかから、素人が優良企業を見つけ出すなんて、ちょっと難しく感じますよね。それならば、プロのファンドマネージャーたちがどんな銘柄を選択しているかを研究して自分の投資に応用してみましょう。

日根野 健

執筆者:日根野 健

公認会計士ガイド

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成長を続けるユニ・チャーム

ユニ・チャーム<8113>は、幼児用・大人用紙おむつ、生理用品で国内トップの企業です。国内首位の立場を築いただけでは飽きたらず、積極的に海外に展開し、成長を続けています。海外売上比率は52%になります。

今から10年前、2004年3月期の売上高は2400億円、経常利益は311億円でした。
これだけでもかなりの売上高ですが、経営者はそれに満足することなく、さらなる成長を目指しました。

2013年3月期の売上高は4900億円!たった10年で実に2倍以上の売上高を達成しました。しかも経常利益は650億円ですから、きっちりと利益を伴った成長であることがわかります。

【図3undefinedユニ・チャームのバリューチャート(全期間)】

              【図3 ユニ・チャームのバリューチャート(全期間)】


ユニ・チャームは海外展開する上で、現地に工場を建設し現地の人たちを雇用することで、途上国の経済成長や雇用の創出にも貢献しつつ、さらに清潔な衛生環境を築くための商品まで提供しています。

日本発の世界企業として、とても誇らしい気持ちになれます。

このように、日本株に投資する投資信託の投資先を研究することで、自分の知らない優良企業、知っていても実は気づいていなかった優良企業に気付かされます。

日本株投信のなかでも、経営者の人たちが自分たちの人生を賭けてやっている独立系投信は、銘柄選択のひとつひとつに一層の重みがあると思います。

コモンズ投信やさわかみ投信、鎌倉投信、レオス・キャピタルワークスなどが、全身全霊を賭けて選択した銘柄をぜひ研究してみましょう!

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