少額投資非課税制度(NISA)

まいど、相場の福の神こと藤本です。来年2014年から少額投資非課税制度(NISA)が始まります。いままで、まったく投資をしてこなかった方が投資を始める大きなチャンスです。今回は、ハイリスク・ハイリターンな低位株に注目して解説しましょう。

低位株ってどんな株?

直近、株式市場で低位株に注目が集まっているようです。2020年東京五輪決定後、建設株の低位株は軒並み大幅高となっています。低位株は、基本的にはハイリスク・ハイリターンな投資となります。 NISA口座で、上手くリスクをコントロールしながら、ハイリターンを狙う低位株の投資法を狙う方法をご紹介しましょう。

現在、東証・名証・札証・福証に上場している個別銘柄の株価水準ごとの銘柄数は下記の通りです。(10月29日終値基準)

0円~50円 /25
50円~100円 / 83
100円~200円 /354
200円~300円 /352
300円~500円 /572
500円~1000円 /879
1000円~3000円 /914
3000円~5000円 /160
5000円~10000円 /69
10000円~ /115

低位株として認識される水準は、全体の株価水準とも関係して変化しますので、現時点では、200円以下を低位株として考えても良さそうです。低位株は、業績悪化などの何らかの悪材料によって、株価が低位になっている銘柄が多く、最悪の場合として破綻の可能性もあります。基本的にはハイリスクな銘柄と言えます。

しかしながら、株式市場は「変化」を買うものです。現在、何らかの悪材料があって株価が低位に留まっていると言うことは、何か大きな変化があった場合、株価が大きく化ける可能性を秘めているということです。

特に100円割れの銘柄については、機関投資家の場合、投資対象であるユニバース(投資候補銘柄)から外すケースも多いので、何らかの好材料で逆に株価2桁から3桁に上昇した場合、再度ユニバースに入って、機関投資家の買いも期待できるということになります。

例えば、成功例をご紹介すれば、

<7261> マツダ (東証1部)
マツダundefined日足チャート

マツダ 日足チャート


昨年2012年10月9日安値は90円、今年2013年5月21日の株価は472円。このように、わずか8ヶ月で株価5.2倍以上になったケースもあります。当然、すべての銘柄がこのように大きく値上がりするわけではありません。また、低位株には破綻の可能性も高いと考えられます。

低位株はパック買いでリスクをコントロール

本当は大きく値上がりする銘柄だけを選んで、集中投資を行うのが最もリターンが高くなるのですが、低位株で集中投資を行うと、その銘柄が破綻した場合、すべての投資資金が失われる可能性もあります。

そこで、ハイリスクな低位株に投資する場合は、出来るだけ多くの銘柄を組入れてポートフォリオを作成して投資する「パック買い」がオススメです。多数の低位株を組入れると、破綻してしまう企業を買う可能性は高まりますが、全体の投資金額に占める1銘柄の割合は小さいので、他の銘柄で損失がカバーできる可能性があります。また、低位株は最低投資金額が小さいので、NISA口座の年間100万円の枠内でも数多くの銘柄を組入れることが可能です。

株価50円以下は破綻リスクが大きすぎるのと、時価総額の大きい銘柄のほうが、破綻リスクが低いと考えられるので、下記の条件で、時価総額の大きい順にランキングしてみました。

●検索条件
最低投資金額 20万円以下
株価 50円~200円
予想配当利回り 1%以上

※以下の順に表示しています
コード/銘柄名/単位株/株価/最低投資金額/配当利回り/時価総額

<2768> 双日 100 192 19,200 2.08% 2402億円
<4004> 昭和電工 1,000 135 135,000 2.22% 2021億円
<3101> 東洋紡 1,000 191 191,000 1.83% 1700億円
<1334> マルハニチロ 1,000 185 185,000 1.62% 917億円
<8545> 関西アーバン銀行1,000 115 115,000 2.60% 848億円
<5703> 日本軽金属HD 100 152 15,200 2.63% 828億円
<5715> 古河機械金属 1,000 200 200,000 1.00% 808億円
<8543> みなと銀行 1,000 170 170,000 2.94% 698億円
<8020> 兼松 1,000 134 134,000 2.23% 566億円
<2211> 不二家 1,000 196 196,000 1.02% 505億円

※投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

今回のポイント

【ポイント1】低位株投資はハイリスク・ハイリターンな投資手法 
【ポイント2】リスクをコントロールするためにはパック買いが有効


*本サイトで紹介する意見や予測は、筆者個人のものであり、所属する証券会社の意見や予測を表わすものではありません。また、紹介する個別銘柄の売買を勧誘・推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。
*正確かつ信頼しうると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性または完全性を保証したものではありません。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。