歴史ある養鰻の地、浜松
浜松で養鰻が始まったのが1891年(明治24年)うなぎと言えば浜松を築き上げた。場所柄、関東と関西の文化の分かれ目と言われており、うなぎ店も関東風、関西風と両方の味が楽しめる。タレにたまり醤油を使うなど独特な蒲焼がいただける。浜松には、たくさんのお店があるなか、創業は1907年(明治40年)のあつみは老舗のひとつ、現在では5代目となるのだそうだ。遠州鉄道新浜松駅西側の繁華街にある。高級感ある外観、暖簾をくぐると、おばちゃんたちに迎えられる。入口左手に炭火で焼く調理場、鰻の入った池を眺めながら奥の広間に案内される、広間には6卓ほど、人数によって仕切ることができるようだ。
浜松の老舗うなぎ料理店あつみ
真っ白な白焼重が目を引くが、うな重にする
メニューの品数は豊富。うな丼は2900円、うな重は3700円より。同料金の丼と重では器のみが違う。上重4400円、特上重5500円。グレードで鰻の質は同じで量が違うとのこと。かさね重ではご飯と蒲焼が別々の重に入る。真っ白な白焼重が目を引くが、うな重の3700円と肝吸いをお願いする。肝吸いは50円増しとなる。ご飯は一膳までは、おかわり可能。琴の音色のBGMを聞きながら優雅に待つ。お客様への細かい気配りも忘れていない。
浜松の老舗うなぎ料理店あつみ
濃厚ボリュームの老舗うな重
待つこと15分、うな重登場。皮はパリッと仕上げてある。身はやや厚め、ややプリッとした感じを残しつつ柔らかくジュワリ感がある、関東風の蒲焼だ。皮の脂のノリはよくボリュームのあるこってり系。タレは甘辛濃厚、たまり醤油系のコクのある濃厚なタレだ。食べ始めは、ご飯の量が多めに感じるが食べすすめると、しっかりしたタレがご飯に染みて鰻が一切れ残る、なるほどご飯のお代わりが欲しくなるが、最後は蒲焼だけを味わう。濃厚ボリュームの老舗うな重でございます。蒲焼、白焼きの全国発送もしている。
うな重の3700円と肝吸い
■あつみ
住所：静岡県浜松市中区千歳町70
電話番号：053-455-1460
営業時間：水曜日定休 11:30～13:40 17:15～19:30
地図：Yahoo!地図情報
