風格のあるプラナカン様式「ホテル・プリ・マラッカ」
絢爛豪華でユニークな特徴をもつ“プラナカン”文化。“ババニョニャ”とよばれる少数民族が育んだ文化で、マラッカ、ペナン、シンガポールで発達。ここホテル・プリ・マラッカは、本物のプラナカン屋敷をホテルに改造したもので、いにしえのプラナカンの人々の生活を追体験できます。ヒーレン通りにたたずむ可愛らしい外観。プラナカンが好むパステルカラーで彩られている
ホテルの奥行き、なんと100メートル!
玄関からレセプションの間に、天窓から光が差し込むロビーがある。ロビーの床にはカラフルなイギリス製タイル。中国式の調度品と美しくマッチしている
ロビーの天井は吹き抜けの天窓になっていて、自然光が明るく降り注いでいる
ショップハウスは、そのような造りの家がうなぎの寝床のように何軒も横に連なっているため、窓がありません。そこで、外光を取り入れるための工夫として、吹き抜けと中庭があります。ホテル・プリ・マラッカのロビーは、天窓付きの吹き抜け。ロビーを抜けると中庭があり、ここは完全に外なので雨も降ります。玄関に入ったあとに、庭があり、また部屋に戻るなんて、なんとも不思議ですよね。
プランカンが保有する調度品の数々
ロビーの奥にある調度品が飾られた部屋。プラナカンの歴史も説明されている
朝ごはんは中庭で。マレーシア朝食の定番カヤトーストと珈琲も用意
飾られている調度品は、螺鈿細工が施されていたり、黒檀の家具であったりと、一見すると中国式のものにみえます。そこに、西洋のカラフルなタイルや花柄のレリーフを組み合わせたり、マレー建築にみられる透かし彫りが施されているのがプラナカンならでは。様々な様式が見事に、美しくミックスしているのです。
清潔感のあるスタンダード・ツインの部屋
ニョニャ・クバヤを着た女性スタッフ。バティック生地の巻きスカートを合わせている
ジョンカー通りまで徒歩3分という抜群の立地。マラッカステイを彩ること間違いなしのホテルです。
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■Hotel Puri Malacca(ホテル・プリ・マラッカ)
住所:118 Jalan Tun Tan Cheng Lock
TEL:+60(6)282-5588
アクセス:オランダ広場から橋を渡り、通称「ヒーレン通り」を100メートルほど進んだところ
料金:スタンダード・ツイン150++リンギット(約5300円/朝食込み)~
客室:スイートルームを含み全82室
※部屋の中のインテリアにこだわりたいならスイート・ルームを選びましょう。