パリ/パリのグルメ・レストラン・カフェ

下町の本格派ビストロ、ル・バラタン/パリ

エスニックな雰囲気の中、おしゃれなカフェやレストランが増えパリジャンに人気急上昇中のベルヴィル地区に店を構えるル・バラタン。批評家もうならせる本格派ビストロです。アルゼンチン出身の女性シェフによる料理は、観光客から舌の超えた批評家まで、多くの人を虜にしています。

野口 裕子

執筆者:野口 裕子

フランスガイド

パリ下町の本格派ビストロ、ル・バラタン

ル・バラタン

エシャロットと酢でさっぱりと仕上げた前菜の子牛タン

ル・バラタン

素朴な緑の外観が目印

パリ20区のベルヴィル周辺は今若いパリジャンに人気の地区で、猥雑な繁華街にアジアやアフリカのエスニックなレストランが並ぶ中、おしゃれなカフェやワインバー、レストランが続々とオープンしています。

そんな中、いちはやくこのエリアに店を構え、多くの人に愛されているビストロがあります。その名もル・バラタン。アルゼンチン出身の女性シェフ、ラケル・カレナさんが作るボリュームたっぷりでオリジナリティ溢れる料理は、うるさがたの料理批評家たちをも唸らせています。

パリの中心から離れた場所ですが、わざわざここに食べに来る観光客も多いとか。フィガロ・スコープ(フィガロ紙の情報サイト)が選ぶパリのビストロ・ベスト15にも選ばれた人気レストランなので、予約も早めにとらないとすぐに満席になってしまいます。

 

ル・バラタン

フレッシュなクレソンとココット卵の前菜

ル・バラタンのランチは前菜、メイン、デザート(またはチーズ)の3皿で18ユーロで、ディナーは3皿34ユーロから。この日のランチは、前菜にクレソンとココット卵のサラダ、子牛タンの酢がけ、ポワロネギの酢がけ、インゲン豆とハーブのサラダ。メインは子牛のすね肉の煮込みと、子羊の頸部肉の煮込み。デザートはフロマージュ・ブランのハチミツがけと、プディングでした。

ココット卵とドレッシング、ハーブをトッピングしたクレソンのサラダは、卵の半熟加減と甘めのドレッシングの相性がバツグン。子牛タンは、エシャロットと酢が効いていて、さっぱりと頂けました。

 

ル・バラタン

じっくりと煮込まれた子羊肉はスープの出汁が染み込んでいて美味

メインの子羊の頸部肉の煮込みは、ニンジンと煮込んだお肉が柔らかく、スパイスがよくしみ込んでいてとても美味。つけあわせがライスだったので、ちょうどカレーライスのような感覚で食べられました。デザートのフロマージュ・ブランはシンプルでしたが、プディングのほうは何とプリンの中にナッツが入っていてとても凝った味。コリコリとした食感も心地よいです。このデザートはお店の看板料理らしく、ディナーでもよく出されるとか。一度お試しあれ!

 

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ル・バラタン

ナッツ入りのプディングは一食の価値あり

■Le Baratin ル・バラタン
住所:3, rue Jouye Rouve 75020 Paris
Tel:01 43 49 39 70
営業時間:12:00~14:30、19:30~23:15
定休日:土曜昼、日・月曜
アクセス:メトロ2号線Pyrénéesより徒歩5分
ランチメニュー3皿18ユーロ~
ディナーメニュー3皿34ユーロ~
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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