家具・インテリア/インテリア家具の選び方・飾り方・アイテム

“じぶんホテル”を実現するエレメントを探る

“じぶんホテル”を形にするためには、実例から、実際に真似できるホテルスタイル選び、そこに何が使われているか(エレメント)を整理することが重要です。

くろだ あきこ

執筆者:くろだ あきこ

インテリアショップガイド

■“じぶんホテルの作り方”は1~7まであります。
まだお読みでない方は、ぜひ、1からスタートしてみてください。
>> 1:「“じぶんホテル”はホテル基準の部屋づくりメソッド」へ


“じぶんホテル”は、家具や雑貨の組み合わせを考えて
ホテルスタイルのアイテムに置き換えるだけ

目に見える“ホテルスタイル”を実現させるためには、まず、小さなスペースを対象として(たとえば最初に紹介した、バスルームのタオルのように)、お手本を設定し、その中の「イマイチかな」と思うアイテムを置き換えます。視覚的に満足できるアイテムに置き換えができたら、その範囲を広げていきます。

ホテルらしさのある場所が増えれば家の中は自然と整うので、とても簡単。その際に役立つのが“エレメントリスト”で、“じぶんホテル”を作っていく際の基本のツールとなります。以下を参照し、リストを作ってみましょう。

挑戦したいインテリアの写真を集める

挑戦したいインテリアの写真を集める

写真集や雑誌から、ホテルっぽさがあるなと思えるシーンや、真似できそうなホテルの写真をピックアップ! 自分が選んだお手本ホテルからシーンを抜き出せるのがベストですが、テイストがブレないなら、いろんなホテルから素敵なシーンを集めましょう(写真はクリックすると大きく表示されます)

自分が選んだお手本ホテルのwebサイトや写真集、雑誌のホテル特集記事などから、真似したい箇所をピックアップします。もちろん、エレメントを集めるために旅をするのもよいでしょう。レセプションの雰囲気、ロビーのソファとクッションの色合い、オブジェの選び方、小さな花の飾り方、ベッドメイキングの仕方など。あらゆる場所が参考になります。

お気に入りのシーンからエレメントリストを作る

集めた写真は、リビングやバスルームなどの場所ごとに分けて、ノートなどに貼ります。バスルームなどは1枚のエレメントリストで構いませんが、リビングは広いので、全体のイメージを決めたら、ソファまわり、書斎コーナー、シェルフなど、対象の空間を区切って、それぞれリストを作るのがおススメ。
エレメントリストのフォーマット例

エレメントリストの形式は自由で構いませんが、記入の形式を決めておくと記入忘れがなくなって良いです。写真は1枚だけでなく、関連するシーンはすべて貼りこんで構いません。後からお手本に沿って再現することを意識しつつ、理想とするコーディネートの全体像を押さえて、ポイントとなる部分のディテールを考えるとイメージしやすいです(写真をクリックすると大きく表示されます)

エレメントリストには、その場所で使われている家具や道具、すなわち、そのシーンを作っている要素 ―エレメント― を抜き出し、書き込みましょう。じっくり空間を観察して、手持ちのアイテムをどう使えば再現できそうかを考えます。このリストを作る際に、使えるもの、今後買うべきものが、自然と整理できます。

では、リビングのエレメントリストを使って、インテリアへの落とし込みを実行してみましょう。次回で詳しくご紹介します。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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