辛抱強いキャンプリーダーたち
外国人留学生たちがキャンプリーダーとして活躍。子どもたちと一緒に彼らも成長する。
今回の英語キャンプで感心したのは、キャンプリーダーたちの辛抱強さでした。子どもたちは自分の言いたいことを、たどたどしい英語で伝えようとするのですが、キャンプリーダーたちは何が言いたいのかを
時間をかけて理解しようとしていました。一つのグループに4人のキャンプリーダーがいますが、どのキャンプリーダーも子どもとしっかり向き合い、会話を楽しんでいました。なかなか辛抱強い~。
余談ですが、海外旅行に行ってファストフード店などで英語が通じない場合がありますね。お店の人は通じないことにイライラして、プイと横を向いてしまったり、手のひらを上にして、わからないからもう向こうへ行けというような態度で接客されることもよくあることです。こんな風に相手にされたらホント気分が悪くなります……。
リーダーシップを学びたい!
Lavinさん。キャンプの間にずっと子どもと過ごして「待つこと!」を学んだ。
キャンプリーダーの一人であるLavin Bolwaniさん(インド出身20歳)にインタビューしました。彼は今年初めてキャンプリーダーに選ばれて参加したとのことでした。参加希望の理由としては、リーダーシップを学びたいと明確な答え。将来はマーケティング広告の仕事をしたいと言っていました。KUMONの英語キャンプで自分自身のどんな成長を感じるかと尋ねたところ、「忍耐を学んでいると思う」との返事でした。確かに子どもたちと過ごすときにはいろいろな面でがまんが必要ですね。
進藤さん。日本人として参加したキャンプリーダーとして、日本語で話しかけてくる子どもと真摯に向き合った。
進藤大周さん(日本出身20歳)は、友人の紹介で参加希望を提出してキャンプリーダーとして選ばれました。彼はこのキャンプで「何か得体のしれないすごいエネルギーを感じた。」と言いました。どんなエネルギーなのかと尋ねると、「イメージすると、光とか、泉とか。」と答えてくれました。彼は、何かしら心で強く感じているようでした。自分自身のどんな成長を感じるかという質問には、「子どもは自分の鏡だと思った。自分の言葉や態度がそのまま子どもに伝わり、そのまま子どもは反応する。いかに自分が心を傷つけるようなひどい言動をしていたのかと初めて気付いた。」進藤さん自身も大きく成長しているようです。
キャンプでは子どもと24時間一緒です。かなり密接な人間関係になってくると問題もいろいろ起きてきます。それらを解決しながらお互いに信頼関係を築いていくのですね。子どももキャンプリーダーもお互いに通じるのは英語しかないですし、もっている文化背景も違う、しかも子どもと大学生たちです。お互いに気付くことで心を通わせることができるようです。感動の修了式が何となく想像できますね。
6日間、4日間の毎日の気分を教室の壁に
今日の気持ちは?6日間続く英語キャンプで毎日の自分の気持ちを表現。
本当の気持ちが毎日表現されていました。疲れている子もいますね。眠い子もいます。キャンプの朝に確かめられるHow are you?のあいさつは、実際の場所で尋ねられる本物の気持ちです。How are you? I'm fine, thank you. のようなオウム返しのような会話になっていないところが英語キャンプのいいところでしょう。
このようなちょっとしたアイデアは、キャンプリーダーたちから提案されて、各グループで実践されています。キャンプリーダーたちの出身地は世界各国です。それぞれが育った国の教育があちらこちらで見られました。
子どもたちの英語力は短期集中で一気に伸びる
リサイクルについてのエッセイ。自分で感じたことを英語で書いていた。書きたい内容が最初にあることが大事。
上の写真は、子ども(高学年児童)が書いたエッセイです。しっかり内容もある文章ですね。
次回の記事では、参加した子どもたちへのインタビューと、いよいよ感動の修了式です!
関連サイト:
KUMON English Immersion Camp (公式ウェブサイト)