ウィークエンドパスで行く、欲張り一人旅(3ページ目)

今回の旅で印象に残ったあれこれ

数々のローカル線を乗り継いで、改めて車窓の魅力に気付くことができました。東北方面の在来線にはシングルシートの対面式があり、今回私の指定席でした。





進行方向に向いて座ると、運転席も含めて180度の大パノラマ。特に陸羽東線は窓が大きく爽快でした。景色の移り変わる速度も緩やかで、まるで映像を楽しんでいるかのよう。新幹線だと早すぎて見落としてしまいがちな、その地方の暮らしぶりが垣間見れました。

旅を終えて

駆け足で巡った1泊2日の列車旅。都会では考えられない乗り継ぎに1時間待ちも当たり前でしたが、急がない旅もいいものだと実感しました。文庫本2冊を読破でき、車中で充分過ぎるほどの睡眠が取れ、各地で出会った人々の優しさに癒されました。短い期間でしたが、多くのことを感じ、考える旅になりました。人生同様、のりしろの部分にこそ価値があるのかもしれません。

ウィークエンドパスを使って、どれだけおトクだった？

■交通費（ウィークエンドパスフリーエリア内／普通運賃）
※実際に行ったルートの最安の経路で計算しています。
1.上野～宇都宮～仙台～東塩釜～松島海岸 6090円
2.松島～小牛田～鳴子御殿湯～鳴子温泉～新庄～米沢～坂町～新発田～月岡～新津～新潟～東京 10190円
合計 16280円
ウィークエンドパスだと……おとな 8500円
おトク額 7780円

■交通費（ウィークエンドパスフリーエリア内／自由席特急料金ほか）
※ウィークエンドパスには含まれません。別途、特急券をご購入ください。
1.自由席特急券……東北新幹線（宇都宮～仙台） 3370円
2.自由席特急券……山形新幹線（新庄～米沢） 1780円
3.自由席特急券……上越新幹線（新潟～東京） 4300円
合計 9450円

このルートで使った交通費は……
8500円＋9450円＝17950円