様々な充電器と充電方法
ガソリン自動車が普及する際には給油しなければ走ることができず、全国でガソリンスタンドが次々と整備されていきました。同様に電気自動車も充電をする必要があります。そのため電気自動車が普及するために欠かすことのできないのが、充電インフラの整備です。ところで、電気自動車はどのような方法で充電されるか皆さん知っていますか。様々な方法があるのですが、最も一般的な方法は充電ケーブルによって、電気自動車専用のコンセントを使って充電するというものです。 その中で大きく分けて、普通充電と急速充電という2つに分けることができます。これからそれぞれの特徴を挙げていきましょう。
■普通充電
主に一般の家庭で皆さんが使われるコンセントにケーブルを接続して充電をする方式のことです。
(図)普通充電の方法について
加えて、スマートフォンやパソコンによって遠隔で充電を行うことや、あらかじめ充電時間をタイマー設定するなど、ドライバーにとって充電の手間が軽減されるための工夫も進んでいます。
また、万が一漏電などの際に備え安全性を考慮し、コンセントのプラグ形状は一般社団法人日本配線システム工業会で規格化され、一般の形状とは少し形が変わったものを使用します。
(図)コンセント形状
(図)EvpossaのHPより引用
また、普通充電機はのちに説明する急速充電器に比べて安価で導入することができます。コンセント型の本体価格は数千円、工事費は5万~20万円程度です。ポール型の本体価格は、一般的なもので60万円(政府補助金:30万円)、工事費は30~50万円程度です。主な設置場所としては、住宅や事務所や宿泊施設、商業施設など長時間駐車する場所が考えられます。