太陽光発電システムも提案力の見極めを
つまり、にわかに取り組み始めたハウスメーカーは、まだ施工や将来のメンテナンスといった部分で十分な実績を上げているとは言いがたいのです。そうした施工実績の面からもハウスメーカー選びを検討する必要があるというわけです。PVについては、ハウスメーカー各社で様々なキャンペーンを展開中。提案力やノウハウの違いをしっかり見極めたい |
例えば、住宅の設計段階からPVの発電量や、それによる光熱費の変化を予測するシミュレーション。これにより、建築後に想定した発電量が得られない、なんてことが避けられるわけです。また、入居後も様々なエコ生活のアドバイスを受けられるなんていうサービスをしているハウスメーカーもあります。
こうしたことでPVを搭載した住宅に既にお住まいの方々の多くが、以前よりエネルギー消費の少ない暮らし方をするようになっている、という傾向が見られるそうです。PVでエネルギーを創り出すのですから、その分エネルギー消費量が増えても良さそうですが、実際は従来より消費を抑制しようと努めるのだそうです。
子どもの成長にも効果があるという指摘も
近年は、写真のようなモニターで発電量や光熱費の削減などをチェックできるようになってきたのも特徴。こうした「見える化」もポイントの一つ |
この他にも、PVなどの環境関連機器の導入によって、子どもの教育にも役立つという指摘もあります。発電量に注目することで数字に強くなり、何よりエコ意識を育むのに効果が高いそうです。家族の円滑なコミュニケーションのキッカケにもなるとのこと。
このような住まい手の生の声を数多く蓄積して、これからの皆さんの住まいづくりに対してノウハウを提供してくれるハウスメーカーもあります。ただ単にPVを設置するのならどのハウスメーカーにもできること。こうした提案やノウハウにこそ本当の価値があるといえます。
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