経済性が向上した太陽光発電システム
各種補助金や電力の新買い取り制度、発電効率のアップなどにより、PVのイニシャルコストの回収期間は随分短縮できるようになった |
さらにはハウスメーカーも何らかのインセンティブを用意するようになりました。ですから今、住宅展示場に行くと、「太陽光発電システムの設置費用を応援!」なんてフレーズも目に付くようになってきました。
また、昨年(2009年)11月からは電力会社による電力買い取りが従来の2倍となり、搭載する条件イニシャルコストの回収期間はずいぶんと短縮されました。従来は償却期間が20年以上かかっていましたが、最近は10年を切るようになってきたようです。
発電効率やデザイン性もアップ!
PVそのものの発電効率も10年ほど前と比べずいぶん高まりましたし、何より屋根一体型で建物の雰囲気を壊さないデザインの製品も数多く用意されるようになりました。これらが今、PVが盛り上がっている理由です。PVは近年、特に屋根一体型でデザイン性が向上した。写真のタイプは屋根材にとけ込んでおり、建物の意匠性を崩していない |
しかし、前述した住宅展示場の話のように、現在はどこのハウスメーカーでも同じようなアピールを行っていますから、私たちにとってどこのハウスメーカーを選んでいいのか、わかりづらくなっていると思います。
では、私たちはこのPVと住まいづくり、そしてハウスメーカーや業者の選び方についてどのような視点を持つべきなのでしょう。次のページでは、このことに焦点をあてて書いてみたいと思います。