ホワイトでくくるコレクション!
最上階に足を踏み入れ目に飛び込んできたのが、このホワイトのテーブルと椅子。シンプルな無垢材のテーブルにあわせてあったのが、古色塗装されたフォルムがそれぞれ違うビンテージな椅子、艶やかなモダンな椅子と素朴なスチールの椅子です。素材・形状・時代・クオリティーも違う椅子がホワイトカラーにくくられて、感性豊かにコーディネートされています。
これぞビンテージ!Tolix(トリックス)の椅子
さりげなくスタッキングされている金属の椅子は、「Tolix(トリックス)」社の“A chair”です。この“A chair”は1934年にMOMA美術館のコレクションになっています。安価で丈夫な椅子はその当時から変わることのない人気があり、最近はとみに注目されています。その並びには、レッドカラーでくくられたテーブルが個性的にセッテイングされていました。もちろん奥には「Tolix(トリックス)」椅子が使われています。
パンチの効いたカラフルなパッチワークチェア
あちこちに置かれた楽しいソファたち。近年アフリカにインスパイアされたパンチの効いたプロダクトに注目が集まっていますが、ここ“メルシー”に置かれていたのは、ビンテージの端切れが無造作にパッチワークされた椅子です。温もりや懐かしさを感じさせると共に、たった一つのオリジナルであることが価値といえます。
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