ホワイトを基調とした優雅なレストラン(2ページ目)

「レストランテ・ベイビー」はホワイトのエレガント空間

腰壁には木製のパネルが貼られ優雅な雰囲気を作りだしています。真っ白な空間にさまざまなオブジェが置かれ、シンプルな空間のアクセントになっています。そこには、単なるシンプルだけではない、イタリアの歴史がおりなすデザインの奥深さを感じます。


窓側の反対は、テーブル席ではなく、サービスのためのコーナーになっています。いかにスマートサービスできるかが、ミシュランの星に輝く華やかなレストランの裏技なのでしょう。さりげないインテリアにも奥深い事情が隠れていて興味がつきません。

ドレープが作る陰影

真っ白いシンプルな空間に、天井からおろされた鮮やかな緋色のドレープが印象的です。柔らかい光を織りなすタフタがつくる美しい陰影は、単なるシンプルだけではないイタリアデザインの気迫さえ感じます。

インテリアと食の関係

あまりの美しさにフォークとナイフを持つ手にためらいが…！芸樹的な盛りつけのイカとアンティチョークのアンティパスト

オリーブ油や無農薬野菜がイタリアのアマルフィから送られてくるという。なかなか味わうことができない繊細なるイタリア料理です。料理を囲む完璧な環境とあいまって、味覚より深く感じる醍醐味があります。“おいしいと”いう味覚の80％は視覚が占めるという説があるくらいですから。




＜DATA＞今回の素敵空間
「Aldrovandi Villa Borghese（ホテル・アルドロバンディ・ヴィラ・ボルゲーゼ」


＜関連サイト＞
■「パリのエスプリに漂うエキゾティック」
■「幻想的な壁画空間「トラットリア・ガルガ」」