キッチン近くに欲しいのは「食品庫」「分別ゴミ場所」…
標準仕様で充実した食品庫が装備されている住宅やマンションはまだ少ない(写真協力:リブコンテンツ) |
1位 食品庫
2位 分別ゴミの保管スペース
3位 LDKのための収納スペース
となり、半数以上のミセスが挙げたのが「食品庫」と「ゴミ保管スペース」でした。キッチンまわりは調理するための食材が毎日入れ替わり、ゴミも一番出るところ。でもストック食材やゴミは隠しておきたい。この「ストック食材が頻繁に入れ替わる」「ゴミが大量に出る」「ゴミやストック食材は隠しておきたい」という違うベクトルが共存しなければならないスペースがキッチンなのです。
日本も「キッチンバックヤード」の時代
分別ゴミスペースこそ、ベランダや勝手口外ではなくキッチンの近くにほしい(写真協力:同上) |
だから、ガイドも最近の記事で書いているように、あえてキッチンバックヤードを作るためのリフォームをする女性がマンションでも一戸建てでも増えているのです。キッチン奥の和室を丸々潰して大きなパントリーとキッチンバックヤードにしたり、キッチンの奥に家族全員のファミリークローゼットやリネン類をすべて収納できる巨大壁面収納を設けたり……。
※参考ガイド記事1:女にとって「長期優良キッチン」とは?(下)
※参考ガイド記事2:女たちがホンネで語る「長期優良住宅」(上)
さて、共働き家族に話を戻しますと、帰宅後は夕食の準備と片付け、洗濯でもはや時間切れ。家族が散らかしたものを片づけたり掃除している時間は平日にはありません。積水ハウス「トモイエ」では法則2として「さっと隠せる厨房」を提案。食材や食器、電化製品などをまとめて収納できる「キッチンバックヤード」や、「手元が隠れる腰壁キッチン」「リビングとダイニングキッチンを仕切る建具」などがあれば、急な来客があってキッチンやダイニングテーブルが散らかっていても安心です。
このほか、「トモイエ」で提案されている残りの法則についても次ページで紹介ましょう。