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ロシアで学んだ陸軍将校の理想への戦い!『兵馬の旗』

幕末の日本を舞台に、旗本の次男で幕府陸軍伝習隊の将校・宇津木兵馬の戦いを描く歴史漫画「兵馬の旗」です。戊辰戦争がメインとなるため実在の人物も多く登場します。幕末当時の戦闘シーンや幕府艦隊の実態などが忠実に描かれた作品です。

投稿記事

幕末当時の戦闘シーンや幕府艦隊の実態などを忠実に描く

■作品名
兵馬の旗

■連載雑誌
ビックコミックスペリオール

■作者名
かわぐちかいじ

■概要

幕末の日本を舞台に、旗本の次男で幕府陸軍伝習隊の将校・宇津木兵馬の戦いを描く歴史漫画です。

戊辰戦争がメインとなるため西郷隆盛や徳川慶喜、榎本武揚、岩倉具視、松平容保など実在の人物が登場します。

ストーリー
主人公の宇津木兵馬は、幕府の命でロシア帝国に留学し、そこで貴族の娘・アーニャ(アンナ・セルゲイ・プシーキナ)との間に息子トーニャが産まれます。

兵馬とアーニャと並ぶ重要な登場人物が薩摩藩士で兵馬のロシア留学時代の同期・村田新八郎です。

留学時代は兵馬のよき理解者で、なにごとにも協力を惜しまない人物でしたが、兵馬の帰国に関するトラブルと誤解で兵馬を敵とみなすようになり、日本で兵馬と再会した折には斬り合いを仕掛けます。

しかし、兵馬が幕府伝習隊とともに奥羽へのがれた後は、兵馬を追って来日したアーニャを助けて会津まで同行します。

兵馬もアーニャも新八郎も架空の人物ですが、村田新八郎は、「大久保利通に次ぐ傑物」といわれ、西郷隆盛とともに下野し、西南戦争で西郷に殉じた薩摩藩士・村田新八をモデルにしているのは間違いないでしょう。

■おすすめの理由

今年はNHKの大河ドラマ「八重の桜」が評判になり、幕末に江戸幕府を支えた会津藩や東北諸藩に注目が集まっています。

「八重の桜」はテレビドラマがゆえに、残念ながら戦闘シーンが稚拙なものになってしまい、会津藩の奮戦ぶりが全く伝わってきませんでした。

「兵馬の旗」では、幕末当時の戦闘シーンや幕府艦隊の実態などが忠実に描かれていて興味をひかれます。

そして、今後は兵馬や榎本ら幕府の先進派が思い描いた「共和国制」の実現に向けて、ストーリーがどのように進んでいくのかとても楽しみです。


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