多くの共感を呼んだ、ジャージにビールのアラサー女子
■作品名ホタルノヒカリ (2004~2009)
■作者名
ひうらさとる
■巻数
全15巻
■おすすめの理由
女性漫画雑誌「Kiss」に5年間連載され、単行本は全15巻ある「ホタルノヒカリ」は、ドラマ化や映画化もされ、多くの女性に共感を呼んだ作品です。
仕事は頑張りながらも、家に帰れば身なりに構わずジャージー姿でゴロゴロしてビールを飲むのが好き、恋愛なんぞ面倒というアラサーの干物女、雨宮蛍。
「私も同じ」と共感する女性が多く、干物女という言葉も有名になりました。
■あらすじ
大手企業のインテリア事業部に務める雨宮蛍は、職場では頑張るソツのないOL。
しかし実態は、ズボラで面臭がりでゴロゴロするのが大好きなアラサー女だった。
一軒家を借りて気ままに暮らしていた蛍だが、大家の息子であり上司の高野誠一が妻と別居し実家に戻ってきてしまったために、やむなく同居することに。
高野は、キレイ好きで整理整頓好きで、蛍とは真逆の性格だった……。
蛍のように、職場や外出先ではこぎれいにしているのに、実は家でゴロゴロするのが好きで、
掃除や整理整頓はおおざっぱ、ビール好きで、本当はラクなジャージにスッピンが一番……。
だから恋愛も面倒という女性は、周囲にもたくさんいます。
そんなリアルな干物女の生活ぶりや、それなのに何でモテるの!?というストーリー展開が面白く、共感を持ちながらも反感を覚えたり、うらやましく感じたりする女性が多かったので、人気になったのだと思います。
「ホタルノヒカリ」の単行本を、ビール片手にゴロゴロしつつ読みながら、独りツッコミをしている女性もきっと多いと思います。
グータラだけど憎めない蛍の恋愛模様が面白く、一気に読めてしまう作品です。