宮崎駿監督が、自分の夢として描いた作品
■作品名紅の豚 (1992)
■監督
宮崎駿
■主演(声)
森山周一朗、加藤登紀子
■DVD/Blu-ray発売元
ブエナ・ビスタ・ホーム.エンターテイメント
■おすすめの理由
1992年に公開された「紅の豚」は、スタジオジブリの長編アニメーション。
原案は、月刊誌に掲載されていた、宮崎駿監督のイラストエッセイ「宮崎駿の雑想ノート」で、昔から空を飛ぶことが夢であった同氏が、自分の夢として描いた作品だそうです。
■あらすじ
アドリア海にはびこる空賊を捕まえる、賞金稼ぎの飛行機乗りのポルコは、自分で自分に魔法をかけた豚人間。
ひょんなことから空賊マンマユート団に教われた女学校の生徒達を助ける。
そして幼なじみのジーナが経営するホテルで、アメリカ人のカーチスと出会い、彼が優秀な飛行機乗りであることを察する。
実は、カーチスはポルコを疎ましく思っている空賊達が、ポルコ打倒のために雇おうとしている飛行機乗りだった……。
相変わらず宮崎駿監督の映像の美しさと、演出が素晴らしい作品です。
豚人間のポルコがかっこいい男なのですが、彼のキャラクターもさることながら、森山周一朗さんの声の渋さも一役も二役も買っていると思います。
また「飛行機乗りなら必ず彼女に恋をする」と評判の高いジーナが色っぽくて素敵な女性です。
男女の粋な会話も交わされるので、ちょっと大人向きかも知れませんが、子供の夢が詰まったシーンも交互に出てくるので、ファミリーで見ても楽しめる映画だと思います。
ジブリ作品は、映像、音楽が素晴らしいので、まるで実写のように引き込まれてしまう魅力があります。
「カッコイイとはこういうことさ」……のセリフが大好きです。