いじめや出社拒否というテーマを明るく前向きにまとめた作品
■作品名毎日が夏休み
■監督
金子修介
■主演
佐野史郎
■DVD販売元
パイオニアLDC
■あらすじ
いじめにあい登校拒否になっていたスギナは、公園で義父の成雪とばったり出会う。エリートサラリーマンの成雪は実は既に会社を退職しており、それを家族に言い出せずにいたのだ。二人は母親の反対を押し切って、「何でも屋」を開業する。
大島弓子さん原作のホーム・コメディ「毎日が夏休み」をおすすめします。
いじめが原因で登校拒否になった娘と、エリートサラリーマンでありながら出社拒否になった父親、その二人に挟まれてオロオロする母親の三人家族の物語です。
当時のテレビドラマで変わった役が多かった佐野史郎さんが素敵なお父さん役を演じています。
「学校が嫌なら行かなければいい」と言い放つカッコ良さ。
再婚相手の娘と義理の父親という微妙な関係の二人が少しずつ距離を縮めていく過程がほのぼのと描かれていて、観ていて爽快感があります。
登場人物それぞれが真面目に問題と向き合っているのにどこかずれている所が面白く、クスリと笑いを誘います。
節目節目で交わされるセリフが印象深いのも特徴です。
いじめや出社拒否という暗くなりがちなテーマを明るく前向きにまとめていて、観終わった後は元気が出ます。