住人の生活を隠し撮りしている高級マンションのオーナー
■作品名硝子の塔
■監督
フィリップ・ノイス
■主演
シャロン・ストーン ウィリアム・ボールドウィン
■DVD販売元
パラマウント ジャパン
■おすすめの理由
「硝子の塔」は同名のミステリー小説を原作にした映画で、マンハッタンにある超高層ビルのマンションに暮すキャリアウーマンが、ある殺人事件に巻き込まれていくサイコ・サスペンスです。
■あらすじ
ニューヨークの出版社で働く35歳の編集者、カーリー(シャロン・ストーン)。
不幸な結婚生活を精算した彼女は心機一転、マンハッタンにあるガラス張りの超高層マンションに引越す。
しかし、そこの住人から、彼女に瓜二つの女性が不審な死に方をしたという話を聞き、他の住人からもその死んだ女性にそっくりだと言われ、徐々に不安になる。
一方で、金持ちでリッチなジーク(ウィリアム・ボールドウィン)との出会いがあり、恋に落ちる。
ところがジークはそのマンションのオーナーで、彼は住人の生活ぶりを秘密に隠し撮りをしていた……。
シャロン・ストーンの美しいエロティックさが魅力です。
「氷の微笑」では魔性の女というイメージでしたが、この作品では男に翻弄されてしまうところのある女というイメージ。
高級マンションなのに、朝から晩まで自分の生活の全てをオーナーに盗撮され録画に残されている……いう気味の悪さ。
IT技術が進歩し、個人情報などおかまいなしにすぐネットで広まってしまう、ネットリテラシーのない今のほうがよりリアルに感じられるかもしれません。
ヒロインが気味の悪さを覚えながらも、一人では淋しいという気持と、それでも真相を知りたいと探り始める気持がうまく描かれていると思います。
残酷でハードなサスペンスが苦手という方におすすめです。