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カジノ関連銘柄の本命を狙え!(3ページ目)

2015年にも「IR(統合型リゾート)推進法案」、通称「カジノ法案」が成立する可能性があります。カジノ法案が成立すれば五輪以上の経済効果があると思います。ここでは、カジノ関連の注目銘柄を考えてみたいと思います

戸松 信博

執筆者:戸松 信博

外国株・中国株ガイド

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カジノ株が本命と対抗はこれだ!

カジノ株が本命と対抗はこれだ!

カジノ株が本命と対抗はこれだ!

なお、ここまでに書いたように、日本株ではカジノ場に納入する機械などの株に物色が及んでいますが、実際にカジノ解禁となれば、最も利益を手にするのは、おそらくカジノ運営業者です。機械の納入業者や建設会社ではありません。何しろ運営会社の利益率は格段に高く、機械の納入後も持続的に儲かるのです。この点はiPhoneに納入する機械メーカーや最終組立を行う企業の株価がそれほど騰がらなかったのに、アップル株が数十倍になったことと同じです。 その意味では米国上場のカジノ株を狙うのも手です。

米国のカジノ株の中で規模、実績、財務力、演出力で最大・ベストのものはラスベガスサンズ(LVS)で、ある意味これが本命です。ラスベガス、マカオ、シンガポールでそれぞれナンバーワンの施設を建てた実績あり、日本進出にも意欲を見せています。ただ、日本のカジノライセンス第一号までも同社に決まりとなると、あまりにも出来すぎではないかと思います。同社はマカオでいち早くライセンスを手にした米国企業でもあり、シンガポールもそうでした。そして東京もとなれば・・・。もう少し公平性を持たせようとする動きがあるかもしれません。

対抗はウィン・リゾーツ(WYNN)です。業績、財務ともよく、日本に決まりとなれば40億ドルを投資し、日本のカジノ一号にふさわしい象徴的な建造物を造ると表明し、東京と大阪のカジノリゾート建設を目論んでいます。

ちなみに、MGM(MGM)という手もあるのですが、同社はマカオ部門が利益を上げているものの、全体では赤字が続き、2015年はようやく黒字化できるかというところです。

もしウィン・リゾーツ(WYNN)が日本でライセンス権を勝ち取るとすれば、インパクトはかなり大きいと思います。同社はラスベガス社のようにマカオやシンガポールで派手にやっている訳でなく、日本は同社にとってラスベガスサンズ社を追撃できるほどの巨大市場になるでしょう。

まだ日本には納入する機械・備品の関連株はあっても運営面の関連株はありませんが、米国のカジノ運営業者とタイアップして運営まで携わる業者が出てくれば、初期のラスベガス社のような大化けカジノ株となる可能性もありますので、カジノ運営企業の選定には注目し続けていましょう。

参考:グローバルグロースレポート

※記載されている情報は、正確かつ信頼しうると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性または完全性を保証したものではありません。予告無く変更される場合があります。また、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願い申し上げます。

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