注文住宅/建築費用・見積りの読み方を知る

建て替え新築住宅で見落としがちな費用(2ページ目)

建て替え住宅は隣地との境界があいまいだったり、地盤が悪かったりと思いがけない費用が発生します。では思いがけない費用とはどんなところでしょうか?

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド


思いがけない費用~水道管の径は大丈夫ですか?~

思いがけない費用といえば地盤改良があげられます。しかし、地盤については関心も高くほとんどの方が知るようになってきました。仮に地盤が悪ければ、延床面積35坪~40坪くらいの住宅で75万~100万円ほどかかります。むしろ見落しがちな費用は水道工事です。

建て替え工事なので水道は今までと同じく使えばよいだろうと考えます。しかし、古い住宅の水道管の直径が13mmだと、同時に数か所で使うと水圧が落ちます。仮に二世帯同居で親子メーターをつけるとなると、25mmの直径にする必要があります。そうなると、管の径を変えるのに工事費用が80万円くらいかかります。


思いがけない費用~周囲コンクリートブロックは大丈夫ですか?~

古いコンクリートブロックには横筋のみで、縦の鉄筋が入っていないことがあります。古い建築基準法を適用して建てているのです。現在は横筋、縦筋ともしっかりと入れます。万一地震などで隣家に被害を与えると大変なので、新築の際にやり直しておいた方がのちのち施工するより工事が容易ということもあります。コンクリートブロックをやめてフェンスにする人もいますが、敷地の3方向を囲うと100万円くらいかかります。


  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます