テーマ 「子どもに責任力をどう伝えるか」
行動から責任を伝えていこう!
ここでは、子どもが「責任感」を上手に学んでくれる叱り方についてご紹介していきます。
例えば、子どもがいたずらをしました。そのとき、「誰がこのお水をこぼしたの?」
「こんなバラバラになっちゃったのも、○○ちゃんのせいよ」
と叱ったとします。これは、「誰に責任があるか?」にフォーカスした叱り方。
ついうっかり口にしてしまうフレーズですが、これだと、子ども達は、「誰がやったか」に着目するようになります。つまり、「何をやったか」よりも、「誰がやったか」を重要視するようになるのです。これがいつもいつも続くとどうなるでしょう? お友達や兄弟とのケンカのときにも、「誰がやった」「誰のせいだ」にこだわるようになってしまいます。
私が推奨しているのは、「今、どうすべきか?」にフォーカスした叱り方です。
例えば、
「床にこぼしたお水は、雑巾で拭きなさい」
「やぶってしまったお絵かきは、セロハンテープでくっつけなさい」
のように、「自分で拭かせる」「自分で直させる」と行動を通しながら、自分がやってしまったことへの責任を学ばせるのがおすすめです。
前者と後者には次のような大きな違いがあります。
- 誰がやったかを追求するのは、非問題解決的
- 行動を通して学ばせるのは、問題解決的
何か良くないことが起こったとき、大切なのは、「今の目の前の問題 (床がぬれている、お絵かきがバラバラになってしまった)」を早急に解決すること。ぜひ、問題解決的な叱り方 『行動で学ぶ』 で、子ども達に、「自分でやったことは自分で責任を持つ」を上手に伝えていってあげてください。
関連記事
■『子どもにマネしてほしくないマイナス思考13』の全リスト■『子どもに正しいプラス思考を届けるために』
■『プラス思考の子育て:ママだから伝えていきたいこと』