英国初のサーキットにあるミュージアム

最後に穴場とも言えるミュージアムをご紹介したい。ロンドン・ヒースロー空港からクルマで40分ほどの距離にあり、ロンドン市内から鉄道でも辿り着く事ができる「ブルックランズ・ミュージアム」だ。
ブルックランズ・ミュージアム

ブルックランズ・ミュージアム


このミュージアムは英国モータースポーツの歴史的スポットの跡地を利用して作られている。多くの方が英国最初のサーキットはF1イギリスGPの舞台「シルバーストーン」だと思い込んでいるが、実はこのミュージアムの所在する「ブルックランズ」が英国最初のサーキット。オープンは1907年と古い。世界最初のサーキットは米国のミルウォーキーマイル(1903年オープン)と言われているが、ミルウォーキーは元々、競馬場で1950年代まではダートトラックだった。英国ウェイブリッジにある「ブルックランズ」は世界で初めて自動車レース場として作られた舗装路面のサーキットである。
ブルックランズ

ブルックランズ


「ブルックランズ」は1939年、第二次世界大戦が始まったと同時に軍用機の空港となり、サーキットとしての役割を終えているが、イギリスグランプリや24時間レース、500マイルレースなどが開催された英国モータースポーツ発祥の地として位置づけられている。敷地内には現在も2.75マイルのオーバルトラックの一部が歴史遺産として残されている。


レースの歴史を感じられる展示

「ブルックランズ」のオーバルトラックの中にある「ブルックランズ・ミュージアム」は当時のレース場の雰囲気を再現したガレージ風の建物や展示が特徴的である。展示マシンは戦前のクラシックなレーシングカーが多いが、マクラーレンMP4/6やジョーダン・ホンダなど近代F1マシンも展示されている。また、F1マシンのコクピットを利用したレーシングシミュレーターも人気のアトラクションになっている。
ブルックランズ・ミュージアム

ブルックランズ・ミュージアム


さらに「ブルックランズ」は飛行場、航空機製造工場としても利用されていたため、旅客機の実機展示も魅力のひとつ。コンコルドの実機が展示されており、実機に乗ってコンコルドの疑似飛行体験もできる(これがなかなかよくできている!)。ロンドン観光時の自由行動プランに組み入れてみてはいかがだろう。家族で楽しめるスポットだ。
コンコルド

コンコルドは是非乗りたい



Brooklans Museum
住所:Brooklands Road, Weybridge, Surrey

行き方:ヒースロー空港からM25を南下し、40分程。鉄道ではロンドン・ウォータールー駅からサウスウエスト鉄道で約40分、BYFLEET & NEW HAW駅下車、徒歩15分。

Brooklands Museum 公式サイト(英語)

イギリスにはこういったレーシングカーや自動車、オートバイの歴史を存分に楽しめるミュージアムが至る所に点在する。モータースポーツ好きの方ならイギリス観光のひとつのプランに組み入れてみてはいかがだろう。


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